お正月は観光客になりきって、倉敷美観地区をぶらぶらするのが我が家の定番。お昼ごはんを食べた後、ちょっとコーヒーを飲みに立ち寄るのは、1971年創業の珈琲専門店『倉敷珈琲館』。
いつもオーダーするのは、長年愛され続ける「ウインナーコーヒー720円」。カップにたっぷりと浮かんだ冷たい生クリームを舌で感じながら、キリッとした苦みのあるあつあつのコーヒーをすすり、最後に底に溜まったザラメの甘さを楽しむと「今年も一年がんばろう」と思えてくる、まさに至福の一杯です。
観光客が多く訪れる美観地区は、お正月から開いているお店もたくさんあります。地元の人だとあまり訪れることがないかもしれない大原美術館も1月1日は本館と分館のみ開館し、2日からは全館通常通り開館するので、この機会に行ってみるのもおすすめします。初詣に阿智神社にお参りするのもありですね。川沿いを歩いていると、ひと際目立つ赤い門が目に入ります。そこが『倉敷珈琲館』です。
開店当初からある、使い込まれた木製のテーブルやイスが並ぶ店内は味のある雰囲気。奥には小さな庭があり、気候のよい日は外でも楽しめます。
オリジナルの「ひとくち珈琲チョコレート830円」。焙煎したコーヒー豆と水出ししたコーヒー原液、砕いたコーヒー豆を使ったチョコレートは、コーヒーの風味とサクサクとした豆の食感を楽しめる。味は「ビター」と「カフェ・オ・レ」の2種類。おうちカフェのお供やお土産にもぴったりです。
今年のお正月は、旅行気分で美観地区を散策してみるのはいかがでしょう。
お目当てはもちろん、老舗珈琲店の特別な一杯です。
先代から培った焙煎技術とネルドリップ方式を守る
倉敷美観地区の一角にある老舗珈琲店。明治初期の古民家を改装した店内は、煉瓦の壁と太い梁に支えられる重厚な雰囲気。コーヒーは厳選した豆を一杯一杯丁寧にネルドリップして淹れる。特に有名なのが、10月から6月の間の期間限定で飲める、「琥珀の女王780円」。水出しコーヒーにリキュールとハチミツ、クリームを加えた大人の味わい。コーヒーの香りと、アンティークのランプの灯り、焙煎機の音で満たされた空間の中で本格的な一杯を楽しめる。
Information
倉敷珈琲館
- 住所
- 倉敷市本町4-1 [MAP]
- 電話番号
- 086-424-5516
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 休み
- なし
- 席数
- 42席
- 駐車場
- なし
- ホームページ
- https://www.kurashiki-coffeekan.com/