寒い冬のティータイムは、熱々の紅茶やカフェオレもよいけれど、私は総社市にある人気の古民家カフェ『珈琲と人』のココアをおすすめします。こちらのココアはちょっと変わっていて甘酒仕立てになっているんです。これを飲むと体がぽかぽかと温まり、「冬が来たな~」とやさしい甘さに癒されながら、しみじみと感じます。
甘すぎず、ほんのりと麹の風味を感じる、ココア・豆乳と甘酒仕立て(580円)。砂糖の代わりに米麹の甘酒を、ミルクの代わりに豆乳で仕立てたオリジナルココアを使用しています。ポリフェノール、イソフラボン、必須アミノ酸などを摂取できる、体に優しいドリンク。米麹の粒が少し残った飲み心地も、甘酒好きの私にはたまらない一杯なのです。
広々とした座敷席には、縁側からやわらかな光が差し込みます。畳の上で足を伸ばしてのんびりとくつろげます。
フローリングスペースは、ミッドセンチュリーを意識した雰囲気。本棚には、『451BOOKS』や『古書五車堂』などのセレクトした本も並んでいます。
プリッとしたエビのソテーがのった、週替わりオリジナルカレー(サラダ、ドリンク付き)。敷地内で採れた野菜や自家栽培の米が使われた料理はどれも滋味深い味わいです。オリジナルカレーのほか、洋食日替わりランチや、お蕎麦と山かけご飯のセットやなど3種類のランチメニュー(1050円)が楽しめます。
深みのある「ブレンド」は470円。岡山市灘崎町にある焙煎所「CAFE RICO」の豆を使った香り高いコーヒーは、ネルドリップの一杯立て。会計伝票の代わりに「プレイモービル」のフィギア使ったキュートなおもてなしにも心をくすぐられます。
近くには備中国分寺をはじめ、古墳や遺跡など歴史的スポットがあり、吉備路観光のひと休みにもおすすめ。甘酒仕立てのココアのほかにも、目の前でスタッフが注いでくれるカフェオレ(580円)や数種類のスパイスを使ったチャイ・豆乳仕立て(630円)など、体の温まるドリンクがそろうので、冷えた体を温めにぜひ訪れてみて。
民宿のおもかげを残す和モダンな空間
民宿だった日本家屋を改装した古民家カフェ。玄関で靴を脱いで廊下を進むと、右側に縁側の庭を眺められる和室、そして左側にはイームズやヤコブセンなどのデザイナーズチェアを配したテーブル席が用意されている。店名にもあるコーヒーは一杯ずつ丁寧にネルドリップされ、オリジナルブレンドのほか、シングルビーンの種類も豊富に提供。ランチなどに使う食材は野菜だけでなく、お米まで自家栽培され、体にやさしい食事を安心して食べられるのもうれしい。1階のフリースペースや2階のギャラリーでは、地元作家の展示やワークショップも定期的に行われているのでこちらもチェックを。
Information
珈琲と人
- 住所
- 総社市三須796 [MAP]
- 電話番号
- 0866-92-2300
- 営業時間
- 11:00~21:00(OS20:00)
- 休み
- 水曜
- 席数
- 24席
- 駐車場
- 10台
- ホームページ
- 【ブログ】http://blog.goo.ne.jp/coffee-to-hito
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