夏の風物詩であるカキ氷はもう食べましたか? 今回私がおすすめするのは、備前焼の器に盛られたカキ氷が味わえる『倉敷一陽窯』。こちらの店は備前市に窯を持つ『一陽窯』から分家、独立した備前焼ギャラリーで、2階が喫茶室になっています。備前焼の器は保温力、保冷力が強いので、寒い冬に温かいものを、暑い夏には冷たいものを味わうのにぴったり。ちなみにこちらのカキ氷は、大きな氷を溶かしながら、スライスするように削っているので、キメが細かくふわっとした仕上がりなんですよ。
一番人気の「宇治ミルク金時」650円は、抹茶シロップと甘さ控えめのあんこがマッチ。抹茶の粉を上からふりかけているので、抹茶風味がアップし上品な味わいに。カキ氷用にと、特別に作られた器に盛られたカキ氷は、見た目も味わいも贅沢な感じがします。
甘酸っぱいイチゴソースを使った「いちごミルク」550円と、すっきりとした味わいの「日向夏」500円。そのほか、「マンゴー」や「みるく金時」、「黒蜜きな粉金時」など全10種類のかき氷がそろいます。
1階のショップ。「一陽窯」の作品や店主セレクトの作家ものを中心に、普段使いの食器から酒器、花器、茶器などがずらりと並んでいます。これからの季節におすすめなのが、ビアマグ! 備前焼のビアマグに冷えたビールを注ぐと、泡がきめ細かく冷たい状態で飲めるので、のどごしがよくおいしく感じます。はい、私も備前焼ビアマグ愛用しています。
岡山県の伝統的な焼物「備前焼」。「地味で値段が高いし、使いづらそう」というイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし、実際に使ってみたらその印象は、がらっと変わるはず! この夏は冷たい飲み物やカキ氷を備前焼の器で味わって、備前焼のよさを感じてもらいたいです。
備前焼の器で楽しめる喫茶室。
倉敷美観地区にある備前焼販売店。こちらの店は、備前市に窯元を持つ「一陽窯」の作品や一陽窯とゆかりの深い作家の作品を中心に扱い、普段使いの器から大作まで幅広く取りそろえている。2階の喫茶室では、コーヒーやお抹茶、季節の生菓子やケーキセットなど、スウィーツや飲み物を備前焼の器で楽しむことができる。
Information
備前焼ギャラリー 倉敷一陽窯
- 住所
- 倉敷市本町3-17 [MAP]
- 電話番号
- 086-421-0246
- 営業時間
- 10:00~17:00(OS16:00)
- 休み
- 月曜 ※祝日の場合は翌日
- 席数
- 20席
- 駐車場
- なし
- HP
- http://www.bizen-yaki.net