雨降りの多いこの時期には、さまざまな空間で楽しめる『cafe moyau』をおすすめします。旭川の堤防沿いに建つこちらには4つの異なる空間があり、私の一番のお気に入りは1階にある図書部屋です。本を読みながらふと窓の外を眺めると旭川と鶴見橋が見え、その穏やかで岡山らしい風景に心がなごみます。そのほか、入ってすぐの場所ではアンティークなソファーに座って友だちと会話したり、2階の座敷で窓から遠めに見える後楽園とおだやかな流れの旭川を眺めたり、地下の部屋でひとり静かに過ごしたり、それぞれの楽しみ方ができるのです。
店に入って左にある扉を開けると、約2000冊の本が並ぶ図書部屋があります。現代文学からエッセイ、絵本や雑誌、マンガまでジャンルレスな本がたくさん並び、本好きならきっと気分が盛り上がるはずです。
額縁のような窓からは、鶴見橋と旭川、その向こうには後楽園まで眺めることができます。お気に入りの本とともに過ごしていると、つい何時間でも入り浸ってしまいそうです。
お昼の「日替わりごはん」850円は売切れ次第終了。オーダーは~14:30。この日の献立は、「大根と鶏と厚揚げの塩煮」、「ナスのネギ味噌炒め」、「キャベツとインゲンとちくわのオリーブ醤油和え」、そして雑穀米のご飯、みそ汁、漬物。一汁三菜の健康的なランチが味わえるのです。そのほか、とろっと柔らかな牛スジ肉入りの「オムライス」900円やオリジナルレシピの「西山カレー」900円など、食べるとホッとするような食事メニューがそろいます。
豊富なドリンクメニューのなか、私がいつもオーダーするのが、ゆず蜜をウーロン茶で割った「ゆずロンティー(450円)」。飲むと、ほっこり心がなごむんですよね。
どこか懐かしいかわいい座布団の並ぶ2階の座敷は、レトロな気分でまったりとくつろげます。ここからの景色も抜群です。
暗がりの階段を降りたところにある地下室はオレンジの温かい光が広がる空間です。秘密基地のような感じで、ひっそりと静かに心を落ち着けたくなります。
憂鬱な雨の日や強い風の日でもここにくると、きっと自分だけの時間を作れるはず。お気に入りのスペースでのんびり気ままに過ごしてみてください。
空間ごとに違った時間が過ごせる見晴らし抜群の古民家カフェ
旭川の堤防沿いにあるカフェ。築50~60年の農機具の倉庫を改装した店内はどこか懐かしい雰囲気。さらに、2階の畳の部屋や1階の本棚の並ぶ部屋の窓からは鶴見橋とその向こうに後楽園を眺めることができる。フードメニューは季節の野菜を中心としたおかずが食べられる日替わりごはん、カレーやオムライスなどがそろう。ドリンクの種類も豊富でティータイムやちょっとした休憩にもぴったり。景色の良さと落ち着いた雰囲気で何時間でもくつろぎたくなる。
Information
cafe moyau
- 住所
- 岡山市北区出石町1-10-2 [MAP]
- 電話番号
- 086-227-2872
- 営業時間
- 11:30~24:00 ※日曜は夕方頃まで
- 休み
- 不定
- 席数
- 50席
- 駐車場
- なし
- HP
- http://www.cafe-moyau.com/