岡山ラーメン本2019

地域生活情報誌「タウン情報おかやま」「オセラ」などを出版する株式会社ビザビが、老舗ラーメン店のヒストリーから岡山県内のラーメン100杯以上の情報を掲載した「岡山ラーメン本 2019」を新創刊。巻頭では『冨士屋』や『浅月本店』、『だてそば』といった老舗のヒストリーを紐解く企画を実施。続いて今人気のラーメン店自慢の1杯にこめられたこだわりが分かるページや、濃厚や淡麗といったタイプ別に分けてのラーメン紹介などを展開。またデータベースページとして、岡山県内102軒をラーメンの写真と紹介文、代表的なメニューとともに掲載。ラーメンフリークはもちろん、サラリーマンや学生、そしていつもは「ラーメンをあまり食べない」という方も手に取っていただけること間違いなしの内容となっています。


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写真左)約10年前。改装前の外観写真右)新調されたのれんとあわせ、スタイリッシュな雰囲気に時代が変わっても記憶に残る飽きることのない味を。一九五〇年、JR岡山駅西口にある奉還町商店街に『冨士屋』は創業。当時、映画館やパチンコ店がひしめく商店街は活気にあふれていた。元々はうどんやぜんざいなども提供する甘味の店だったが、その頃、中華そば人気を感じた初代の末本頼雄さんが、開店から三年後に中華そば専門店へと転身させた。『冨士屋』のそばは、飽きることのない味わいが特長。豚骨の関節部を煮込むこと十時間以上。それに、岡山県内の醸造所で調合した特注しょうゆの秘伝ダレを合わせたスープは、コクと深みがしっかり感じられ、のど越しのよい昔ながらの中細麺とのバランスも絶妙だ。現在店を切り盛りするのは二代目の典子さんと三代目の和生さん。「味も店も原点は変わらないけど、時代に合わせて進化はしていかなければならない」と、三代目は言う。二〇一〇年には、店の老築化と市場のニーズにより店内と外観を改装。ひとり客でも入りやすいように、当初はなかったカウンターや二人席を設けることにした。もちろん、子ども連れでもゆったり座れるよう座敷席はそのままに。さらに二〇一八年七月に岡山駅東口に二号店をオープンした。これからは岡山駅の東と西の玄関口で、「岡山ラーメン」普及の一助として訪れる人々を出迎えてくれる。中華そば680円豚骨ベースに特製しょうゆダレを合わせたスープはコクと深みがあるお持ち帰り用の中華そば年越しそばならぬ、年越しラーメンとして買いに来る人も多い創業当初使われていた器年代を思わせるラーメン椀。現在までに何度か変更してきた180済生会外来センター病院53清心町オルガホールこどもや本店奉還町商店街岡山駅岡山国際交流センターセブンイレブンふじや中華そば冨士屋岡山市北区奉還町2-3-81086-253-9759a11:00〜20:00q水曜(祝日の場合は営業、随時振替)s35席6可(分煙)p3台hあり5


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