おかやまの病院2021[全県版]

かかりつけの病院、あなたにはありますか? 日々の暮らしのなかで突然襲ってくる、病気や事故。いざというときに頼りになる病院や先生がいると、万が一のときにも安心です。でも意外と地元の病院の情報を知らない方も多いのではないでしょうか。『月刊タウン情報おかやま』が地元「岡山」にこだわり、医療情報をまとめました。いざというときのため、お役に立てれば幸いです。


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ドクターインタビュー医療にかける熱い想いを聞きました。患者に寄り添い、医療サービスを提供し続けるドクター。その想いや仕事に対する姿勢をご紹介します。139日本における公衆衛生の、女性を取り巻く環境を変えたい。9:00〜12:3015:00〜18:00診療時間\曜日月火水木金土日●●●●●●×●●●×●××※予約優先※午前の受付は〜12:00、午後は〜17:00まで※祝日は休診1086-275-3366岡山市中区中井2-15-13p70台https://sunclinic.org/医療法人サン・クリニックキッズスペース有りエリア診療科目産婦人科岡山市中区婦人科/小児科萬もえ副院長よろずオーストラリアのクイーンズランド工科大学大学院で医療経営を専門に学んだのち、医学部に編入。卒業後は『岡山医療センター』など、産婦人科を経て2018年より現職に。患者との間に垣根を作らない気さくでフェアな姿勢に信頼は厚く、現在は2児の母として子育てと仕事を両立しながら女性にかかわるサポート事業と地域の性教育環境の確立にも取り込む。趣味は料理。Profile女性の幸せのため、子どもの未来のため、医師として力を注ぐ山縣院長と萬副院長。親子二人三脚で未来へつないでいる「おかあさんとあかちゃんの心と身体の健康支援」に取り組み、2004年よりWHOの『BabyFriendlyHospital(あかちゃんに優しい病院)』に認定されている『サン・クリニック』で活躍する萬副院長。医師の仕事の大変さを間近で見ていた萬氏は、医師としてではなく、もう少し広い分野で医療にかかわりたいと、国際経営学を大学で勉強後、オーストラリアの大学院へ進み、医療経営、公衆衛生を修めた。たとえばワクチンや医療の供給において、誰を優先し、どのように広めていくかなどの社会的医療の意思決定をする場に身を置きたかったのだそう。あるとき、この進路で世の中の人の役に立つことができるのか、本当に困っている人の支援ができるのか」と疑問に感じるように。大学院時代現地では「人種や性別、社会的立場による偏見や差別のある社会は変えなくてはいけない」という流れがあり、女性医学の大切さが叫ばれていた。今日、諸外国では意志決定をする男女比のバランスを改善する動きが進んでいるが、日本での女性を取り巻く社会環境に対して萬医師は変化の必要性を感じているという。「出産や育児に不安を感じて孤立するお母さん、産後のうつ状態など、社会支援を必要とする女性は少なくありません。望まぬ妊娠や性感染症などで女性が傷つく状況にも、正しい知識や継続的な支援が必要だと思います」と。そして日本の社会システムを女性のために変えていきたいという想いを強くし、帰国後、医学部に編入。困っている人の助けになるのは臨床医だ」と、医師へのシフトチェンジに迷いはなかったのだそう。産婦人科医師として、現在のコロナ禍で萬氏が感じたのは、感染予防のもとで患者たちが取り残されている現状だという。「新型コロナウィルスは未知のウィルスで治療方法が確立されておらず、亡くなられた方も多くいます。流行が始まった当初は情報が不足するなか、受診される患者さんや産まれてくる赤ちゃんを守るため試行錯誤しながら感染予防を行ってきました。そのいっぽうで、患者さんがひとりで受診や入院する状況が続いてきました。家族やまわりのサポートが必要な時期に必要なケアが届いていないことに、心が痛みました。社会が妊婦さんや出産後のお母さんたちのケアを十分にできるところまで落ち着いていない現状では、医療機関ができる限りサポートしなければと考えています。そのため、産後ケアに力を入れたり、条件付きでの立ち合い出産も再開し、面会も予約制で行っています」。そこには欠くことのできない感染防御への工夫も。当院では、マスクやガウン、手袋、キャップ、メガネをパックにした「同伴セット」を昨年11月から配布。使い方は事前に動画で確認できるように準備している。妊娠・出産は本来幸せなことですが、女性にとっては不安でもあるんです。そんなとき誰かがそばにいてくれると心強いもの。子どもはどんな状況下でも生まれてきます。ならば、その子どもと家族を全力で守らなければならないと強く感じました」と。父・母親学級や子育て支援もオンラインで行っている。また、今後は性感染症も含めた性教育にも取り組んでいきたいと考えています。そして、女性が豊かな人生を送ることができるよう社会貢献に務めたいと思います」。医療法人サン・クリニックみずからの経験と医療を通じて、女性が過ごしやすい社会づくりを。高島眼科ら・む〜マート中井店中井東岡山→GS↑高島小高島駅21938496R250↓トマト銀行備前自動車岡山教習所山陽本線できる限りのサポートで女性の人生を豊かなものに。


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