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医療にかける熱い想いを聞きました。ドクターインタビュー患者に寄り添い、医療サービスを提供し続けるドクター。その想いや仕事に対する姿勢をご紹介します。医療法人サン・クリニックよろず萬もえ副院長Profileオーストラリアのクイーンズランド工科大学大学院で医療経営を専門に学んだのち、医学部に編入。医師免許取得後は『岡山医療センター』ほか、産婦人科医を経て、2018年より現職に。患者との間に垣根を作らない気さくでフェアな姿勢に信頼は厚く、現在は2児の母として子育てと仕事を両立しながら青年期の女性の性に関わるサポート事業と地域の性教育環境の確立にも取り組む。趣味は料理。長年、「おかあさんとあかちゃんの心と身体の健康支援」に取り組み、WHOの『BabyFriendlyHospital(あかちゃんに優しい病院)』に2004年より、認定されている『サン・クリニック』。その第一線で活躍するのが萬もえ副院長だ。前職では総合周産期センターでハイリスク妊娠、分娩に携わり、2年前から『サン・クリニック』で産婦人科の医師として診療を行っている。医学部入学前は、海外で数年間過ごし、大学院の専攻は経営学という異色の経歴の持ち主だ。海外から眺めて気づいた日本女性を取り巻く課題。「大学院時代はオーストラリアで医療経営を学び、副専攻として『女性の生涯の健康』も研究していました。海外での女性支援や社会的地位をまのあたりに、日本人女性はもっと自由に、もっと楽しく社会生活が送れるはずだと。その過程で女性の健康や女性の性を支援したいと考えるようになり、医師を目指しました」。その後、医師となったが、勤務医時代には女性の健康を取り巻く課題が多くあることを再認識したという。望まぬ妊娠や、岡山では増加傾向にある性感染症などにより女性が傷ついたり、出産や子育てに対する不安が強く、孤立する母親たちから相談を受けたり。産後のうつ状態や虐待の状況に関しても、社会支援の必要性を感じていた萬医師。「妊娠、出産は幸せなことが多いですが、すべてがうまくいくわけではありません。また順調に進んでも、マタニティーブルーズや産後うつになる方もめずらしくなく、正しい知識や、継続的な支援が必要だと思います」と。728歳、1医療と育児支援で母親たちの笑顔を支えたい。萬医師が『サン・クリニック』に入職したのは、同院の院長が父・山縣威日先生だからというだけではない。「『こどもは未来からの使者である』年間、さまという病院理念のもと、2ざまな育児支援を行ってきました。医師をはじめ、助産師、保健師など多職種連携のもと、母親・父親学級といった、さまざまなサポートを展開し、地域のネットワーク作りにも注力。”子どもたちの豊かな人生の出発点となる施設でありたい“という院長の強い想いもあり、出産後も5カ月、1歳の節目の歳、2歳、3歳、1年にもイベントを開催し、子育て支援に取り組んでいます」。そこに、2児の母親でもある萬医師が加わり、同院の取り組みは女性の健康支援にも輪を広げ始めている。「医師として診療に臨む以上、適切な情報を提供することが基本ですが、育児や働き方など、女性特有の相談には、自らの経験とひとりの女性としての視点から色々なご相談に乗れたらいいなと思っています」。そんな萬医師が目指す未来は、すべての女性がもっと豊かに、のびのびと幸せに生きられる社会づくり。妊娠や出産の知識だけでなく、妊娠までの準備として、早い段階での正しい性の知識を発信することが必要です。そのためにも今後は子どもたちへの性教育にも取り組みたいです。また、更年期以降の女性の健康問題にも携わっていくことで、一人でも多くの女性の力になれるよう、これからも学び続け、女性が豊かで幸せな人生を送ることができるよう、社会に貢献したいと思っています」。女性の幸せのため、子どもの未来のため、医師として力を注ぐ山縣院長と萬副院長。親子二人三脚で未来へつないでいる医療法人サン・クリニック1086-275-3366岡山市中区中井2-15-13p70台https://sunclinic.org/キッズスペース有り診療時間\曜日9:00〜12:3015:00〜18:00月●●火●●水●●木●×金●●土●×日××※予約優先※予約以外の受付は午前は〜12:00、午後は〜17:00※祝日は休診岡山市中区産科婦人科/小児科エリア診療科目トマト銀行ら・む〜マート中井店高島眼科中井219山陽本線高島駅R250↓↑高島小GS96東岡山→384備前自動車岡山教習所133