神々のパワーに浄化され、夕日と日本海の恵みに浴す旅。
「日が沈む聖地出雲~神が創り出した地の夕日を巡る~」として、日本遺産に認定された神話のふるさと・出雲。
古来より夕日を神聖なものと考える文化があり、雄大な日本海に沈む夕日と、刻々と変わる空とが織りなす幻想美を望む場所も多い。
出雲に行くなら、まずは縁結びの神が祭られる『出雲大社』や『日御碕神社』へ参拝を。参道で山陰ならではの味覚を愉しみ、稲佐の浜や出雲日御碕灯台で日没を待とう。
岡山市街から各自動車道を経由して約3時間半。年間でもっとも夕日が美しいこの季節、出雲への旅に出かけてみたい。
見晴らしのよい『出雲日御碕灯台』。荘厳な『日御碕神社』。
石造として日本一の高さで、展望台からの眺めが絶景な『出雲日御碕灯台』。晴れた日には、日本海や空の青さと灯台の白が美しいコントラストを描く。
また付近には、ウミネコ繁殖地の経島(ふみしま)や、「出雲松島」と称されるダイナミックな海岸の造形美も。
さらに、日没前後は、夕闇に灯台のシルエットが浮かび上がり、美しい。
『出雲国風土記』に「美佐伎神社」と記されている、歴史ある日御碕神社。素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祭る「神の宮」と、天照大神を祭る下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」の上下2社からなり、両本社を総称して「日御碕神社」と呼ばれているのが『日御碕神社』。
現在の本殿は江戸時代に造られたもので、極彩色の社殿の装飾画や彫刻などに華やかな桃山時代の面影を残している。国の重要文化財にも指定されている、貴重な神社建築だ。
贅沢な丼で、ゆったりカフェランチ&甘味がそろう和カフェで、ほっとひと息。
青い空に映える出雲日御碕灯台を望む絶好のロケーションにある『tatsuzawa misaki café』。新鮮な魚介を贅沢に盛った「日本海丼」や「さざえ丼」、貝の炊き込みご飯「ぼべめし」など日本海の幸が味わえる。
生地に地元産の牛乳を使ったもちもちのパンケーキやシフォンケーキ、ドリンクもあり、灯台見学の途中に立ち寄ってひと息つける。
出雲大社前の神門通りに佇む、日本建築の和カフェ。出雲神話をテーマにした多彩な甘味が味わえる。
特に、だいこく様モチーフのもなかが添えられた「神話パフェ」や「愛守大福ぜんざい」800円は、甘党に大人気だ。
国内産のそば粉にこだわった名物の出雲そばもあり、出雲大社参りの前後にまったりと過ごしたい。
全国の神々が集う旧暦10月、出雲大社で良縁祈願。そして稲佐の浜へ。
縁結びの神として名高い大国主大神を祭る日本屈指の古社。
旧暦10月(10月下旬~11月中旬)は全国の神々が集まる「神在月」とされ、さまざまな神事が行なわれる。本殿や拝殿は神社建築としても見どころが多く、神楽殿のしめ縄も必見。
なお、本殿内部では、御神座が西向き(稲佐の浜の方角)に設けられている。
『稲佐の浜』は、国譲り・国引き神話の舞台である海岸。
『出雲大社』の西方に広がる海は、夕日の絶景スポットで、「日が沈む聖地出雲」のシンボルとして日本遺産にも認定されている。
約300m北東の場所にある屏風岩も、大国主大神と国譲りの話し合いをしたとされる見どころだ。
旧暦10月10日/2022年11月3日(木)には、八百万の神々を迎える神事も行われる。
Information
ゆるり秋のしまね旅
- 問合せ
- 島根県観光振興課
- 住所
- 島根県松江市殿町1
- 電話番号
- 0852-22-5292
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