

岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
「Page30」
堤幸彦が原案・監督、「DREAMS COME TRUE」の中村正人がエグゼクティブプロデューサーを手がけた、4人の女優を主人公にした、舞台本番までの4日間をドキュメンタリータッチで描いた作品。
難解な舞台劇を上演するために集められた4人の女優が稽古から舞台本番まで、激しくぶつかり合う、迫力のディスカッション劇。
登場人物は、ほぼ4人だけ。シーンはほぼ舞台上だけ。
だからこそ本作は登場人物の内面に深く切り込む。
リミットは3日間だけで、更に配役は決まっていない。つまり4つの役を3日間で全て完璧に演じきれるようにならなければいけないという極限状態に追い詰められる。
そしてこの状況をあたかもドキュメンタリーのように描いていく緊迫感は観客をグイグイ引き込んでゆく。
やはり堤幸彦監督と中村正人プロデューサーが手を組むとなると、タダでは済まない!!
劇場で体感すべし。
<公開情報>

『Page30』
原案・監督:堤幸彦
エグゼクティブプロデューサー:中村正人
音楽:上原ひろみ、中村正人
出演:唐田えりか、林田麻里、広山詞葉、MAAKIII 他
7月4日(金)より岡山メルパにて公開!!!
「桐島です」
1970年代に起こった連続企業爆破事件の指名手配犯で、約半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した桐島聡の人生を映画化。
桐島は数十年間「ウチダヒロシ」と名乗り、神奈川県藤沢市内の土木関係の会社に住み込みで働いていた。
入院時にもこの名前を使用していたが、健康保険証などの身分証は提示しておらず、桐島は「最期は本名で迎えたい」と自ら語り、2024年1月26日、衝撃的なニュースが日本を駆け巡った。
その報道の3日後の29日に亡くなり、約半世紀にわたる逃亡生活に幕を下ろした。
本作は、この事実をもとに桐島という男の人生に迫る衝撃の作品。
桐島は何を思い、どんな事件を起こし、その後、半世紀にわたって、どんな逃亡生活を送っていたのか。
弱い立場の人間に寄り添いたかったはずの桐島の物語をドラマチックに映像化する。
このナゾに満ちた桐島聡の軌跡を『夜明けまでバス停で』(22)で第96回キネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞、脚本賞を始め数々の映画賞を受賞した脚本家・梶原阿貴と高橋伴明監督のコンビがシナリオ化。
医師の長尾和宏が、『痛くない死に方』に続き、高橋作品の製作総指揮を務める。
<公開情報>

『桐島です』
監督:高橋伴明
脚本:梶原阿貴
出演:毎熊克哉、奥野瑛太、北香那、白川和子、下元史朗、甲本雅裕、高橋惠子 他
7月4日(金)より岡山メルパにて公開!!!
「オールドカー~てんとう虫のプロポーズ~」
鹿児島県を舞台に、旧車(オールドカー)を通じて3世代の家族の絆と思いがつながっていくヒューマンドラマ。
鹿児島でオールロケが行われた“ザッツ!鹿児島映画”。
主演を務めたのは、もちろん鹿児島出身の哀川翔。ハコスカとの相性もピッタリ!
心をえぐる様な問題作の多い中、何んとも温かいヒューマンドラマは、観客の心を癒してくれる。
今失くしてしまった、古きよきものを持つ“オールドカー”をキーにして描かれる、普遍的な家族の絆は、現代を生きる我々に生きる力を与えてくれるだろう。
本作は、お笑いタレントのあべこうじがメガホンをとり、長編映画初監督を務めた。
脚本は「100回泣くこと」「トリガール」の中村航。
主人公の源太役を哀川翔が務め、妻の和美を鈴木砂羽、息子の駆を新原泰佑、娘の鈴を暁月ななみ、母の千鶴絵を泉ピン子、父の源五郎を西岡德馬と豪華キャスト。
また主題歌を鹿児島出身の元「AKB48」柏木由紀が担当していることも注目。
懐かしくも温かい感動の涙を是非劇場でどうぞ!
<公開情報>

『オールドカー~てんとう虫のプロポーズ~』
監督:あべこうじ
脚本:中村航
出演:哀川翔、鈴木砂羽、新原泰佑、暁月ななみ、泉ピン子、西岡德馬 他
主題歌:柏木由紀「I’m not alone」(キングレコード)
7月4日(金)より岡山メルパにて公開!!!
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