

岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
「Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014」
2023年3月28日、71歳で惜しまれつつこの世を去った坂本龍一。彼の音楽は今もなお、今を生きる人々に余韻を残し続けている。
本作では、坂本がピアノを演奏しながら全曲を指揮。
YMOの名曲から「Merry Christmas Mr. Lawrence(戦場のメリークリスマス)」、「ラストエンペラー」などの代表曲をはじめ彼が手掛けた映画音楽など、多彩な楽曲が東京フィルハーモニー交響楽団の壮大な演奏とともに奏でられる。10年の時を経て「Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014」が、映画館で鮮やかに甦るのだ。
本作は、数多くの時代を超える名曲を残した音楽家・坂本龍一の「歩み」と「軌跡」を感じることができる内容となった同公演の模様を、5.1chサラウンドで再構築。
臨場感あふれる音楽体験を映画館の音響環境と大スクリーンで観客に届ける。その瞬間を劇場で体感してほしい。
彼の遺した音楽は時代を超え、私たちの心に響き続ける。
<公開情報>

『Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014』
製作:WOWOW
出演:坂本龍一 ほか
2月28日(金)より岡山メルパにて上映!!!
「リシの旅路」
テルグ語映画のスターとして本国で人気を誇るインドの俳優マヘーシュ・バーブの主演作。
監督・脚本は「ザ・フェイス」「ブリンダーヴァナム 恋の輪舞」のバムシー・パイディパッリ。
生家の貧しさゆえに上昇志向の塊だった男が、大地とともに生きる農民たちのため立ち上がる姿を描くという、少し前のインド映画を感じさせる作品だ。
前半のサクセスストーリーの展開から少し傲慢になった主人公が、後半で人生観の転機を迎え新しい自分を見つける展開がおもしろい。そして物語は意外にも社会問題に深く切り込むことになる。
また、キャストたちのビジュアルやファッションも注目され、ファンを喜ばせている。
エンタメ作品として気軽に観られるが、観終わって自分の人生観を考えさせられる深い余韻を残す良作。
劇場でじっくり時間をかけて鑑賞してみては?
<公開情報>

『リシの旅路』
監督:バムシー・パイディパッリ
出演:マヘーシュ・バーブ、プージャー・ヘグデ、アッラリ・ナレーシュ、ジャガパティ・バーブ、プラカーシュ・ラージ、カマル・カーマラージュ ほか
2月28日(金)より岡山メルパにて上映!!!
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