岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
『THE FIRST SLAM DUNK』
週刊少年ジャンプに1990年から連載され、伝説のバスケ漫画となった「スラムダンク」。
原作者の井上雄彦により生み出された「スラムダンク」は、国内におけるシリーズ発行部数は1億2000万部以上。その影響からバスケを始める少年少女が続出し、社会現象を起こしている。またテレビアニメや劇場版、ゲーム化などを経て、2006年には若いバスケットボール選手を支援するための「スラムダンク奨学金」が設立されている。2018年には全カバーイラストを描きおろし、物語の節目ごとに巻を区切りなおした新装再編版を刊行。2020年にはイラスト集「PLUS/SLAM DUNK ILLUSTRATIONS2」を刊行。連載から30周年を迎えた今なお、生き生きと活動している。
<あくまでも予想>
井上雄彦氏のコメントより考察出来ることは、「スラムダンク」のキャラクターたちは、井上氏の中で、生き続けていて、井上氏が年を取るにつれて新たな気づきがあったり、描き切れなかった部分があったりと、新たな視点での「スラムダンク」になっている可能性が高い。
つまり、オリジナルの焼き直しになるというより、改めて新しい「SLAM DUNK」に会える期待が高まる!!
確実に言えることは、このお正月映画の目玉であること!!
待ちきれない!!!
<公開情報>
母性
ベストセラー作家・湊かなえの同名小説を映画化し、戸田恵梨香と永野芽郁が母娘役を演じたミステリードラマ。
ある未解決事件の顛末を、“娘を愛せない母”と“母に愛されたい娘”それぞれの視点から振り返り、やがて衝撃の真実にたどり着くまでを描き出す物語。
原作者の湊かなえが作家を辞する覚悟で執筆した話題作。
語り手となる母のルミ子を戸田、娘の清佳を永野が演じ、ルミ子の実母を大地真央、義母を高畑淳子、ルミ子の夫を三浦誠己が演じ、豪華実力派が結集している。
この真相を解くキーワードは「母性」。
<公開情報>
月の満ち欠け
2017年に第157回直木賞を受賞した佐藤正午による同名ベストセラー小説を映画化。
「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」という強い願いが起こした、あまりにも切なすぎる愛の奇跡の物語。
直木賞受賞の感涙のベストセラーは、ファンのみならず待望の実写映画化となり、これを受けて、キャストには大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウら全員が主役クラスの俳優陣が集まった。
この冬、最も感動する映画と話題に!