岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
ゴジラVSコング
「GODZILLA ゴジラ」(2014)、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(19)と、「キングコング:髑髏島の巨神」(17)をクロスオーバーして描く「モンスター・バース」シリーズの第4作で、ゴジラとキングコングという日米の2大怪獣が激突する。
“ゴジラ”と“キングコング”。それぞれの設定をぶっ壊して対決する夢のバトル!!
どちらが強いのかと言えば「ゴジラに決まってる!」と答えたいところだが、そこがどうなっているかが本作の見どころでもある。
ゴジラは強力な熱線を吐くが、コングだって武器を使える! そんな事を考えながらワクワクして映画館へ出かけてほしい!
監督は「サプライズ」やNetflix実写版「Death Note デスノート」などを手がけたアダム・ウィンガード。
出演はアレクサンダー・スカルスガルド、レベッカ・ホール、前作から引き続き登場するミリー・ボビー・ブラウン、カイル・チャンドラーほか。本シリーズで渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士の息子・芹沢蓮役で小栗旬が出演し、ハリウッドデビューを果たしている。
<公開情報>
ブラック・ウィドウ
「アベンジャーズ」シリーズでも活躍した、すご腕の暗殺者で世界最高の女性スパイ“ブラック・ウィドウ”を主役にしたアクション大作。
「アベンジャーズ」シリーズをはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の各作品で活躍した、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウが単独で主役を務めた作品。
孤高の暗殺者だったブラック・ウィドウがなぜアベンジャーズになったのか、知られざる物語が明らかにされる。
超人ぞろいのアベンジャーズの中で、平然と肩を並べる人間!? 一番ヤバいのは彼女かもしれない!!(笑)
<公開情報>
ファーザー
名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した人間ドラマ。
本作は日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を映画化したヒューマンドラマ。
年老いた父親が認知症を患い、次第に自分自身や家族のことも分からなくなり、記憶や時間が混乱していく。
主演は名優アンソニー・ホプキンス。アン役に「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン。監督は、本作が長編監督一作目となるフロリアン・ゼレール。
老いた本人の戸惑いを見事に描いた傑作は必見!
<公開情報>
アジアの天使
「舟を編む」の石井裕也監督が、日本と韓国のスタッフ&キャストとともにオール韓国ロケで撮りあげた人間ドラマ。
「生きちゃった」の石井裕也監督が、メンバーの95%以上が韓国というスタッフ・出演チームを組み、全編韓国ロケをした意欲作。
主人公・剛を池松壮亮、兄をオダギリジョーが演じ、ソル役を「金子文子と朴烈」のチェ・ヒソが演じている。
2つの家族がソウルで出会い、新しい家族の形を模索する。
優しさとユーモアに満ちた、誰も見たことのない“アジアの家族映画”の誕生。