岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界20年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
劇場版BEM~BECOME HUMAN~
1968年に放送開始したTVアニメ『妖怪人間ベム』の生誕50周年を記念し制作されたTVアニメ『BEM』が映画化。
オリジナルのアニメ『妖怪人間ベム』は当時、子供向けアニメの枠を越えた作品として話題になった。特に「はやく人間になりたい!」というフレーズはインパクトが強く、今でも語り継がれている。本作はリブート版としてよみがえらせた2019年のテレビアニメ『BEM』の劇場版。ゲスト声優として山寺宏一、水樹奈々、Kis-My-Ft2の宮田俊哉らが参加。『攻殻機動隊』シリーズのProduction I.Gがアニメーション制作している。
<公開情報>
オン・ザ・ロック
ソフィア・コッポラ監督のニューヨークへの溢れる想いを感じる本作は、父と娘の衝突や現代家族のおかしなつながりを、コメディとして軽快に描写。スパイをしながらニューヨークの街を冒険する、父と娘の姿を映す。
2013年公開『ブリングリング』で初タッグを組んだソフィア・コッポラと新進気鋭のスタジオA24に加え、アップル オリジナル フィルム(Apple Original Films)をパートナーに迎えた作品。ソフィア・コッポラ監督ならではのユーモア満載のセリフを大人の皆さんに楽しんでもらいたい!
<公開情報>
82年生まれ キム・ジヨン
韓国で130万部突破、社会現象を巻き起こした大ベストセラー小説を、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチョン・ユミとコン・ユの共演で映画化。
原作小説は、日本でも翻訳本が2018年に刊行されるとたちまち共感の声が広がり、15万部を突破。品切れが続出するほど異例の売れ行きとなった話題作。
「韓国の1982年生まれの女性で最も多い名前」である“ジヨン”という名を持つ女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通し、韓国のジェンダー意識に関わる現代史や社会問題を織り交ぜながら、女性が負う重圧と生きづらさを映し出している。
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望み
『検察側の罪人』の雫井脩介が贈るベストセラー・サスペンス小説を映画化。
一級建築士の一登を堤真一、一登の妻・貴代美を石田ゆり子、長男・規士を岡田健史、長女・雅を清原果耶が豪華共演。監督は『人魚の眠る家』『十二人の死にたい子どもたち』の堤幸彦、脚本は『八日目の蝉』の奥寺佐渡子が担当する超話題の邦画。
わが息子が被害者となって亡くなっているのか? それとも生きて加害者となっているのか? 家族の思いが交錯する?