岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界20年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
パッドマン 5億人の女性を救った男
衛生的なナプキンが手に入らず生理障害に苦しむインドの女性たちの現状、そして男性が“生理”について語るだけでも奇異な目で見られるインド社会の中で公開した本作は初登場NO.1の大ヒット!
主人公ラクシュミ役のアクシャイ・クマールがみせたクライマックスの演説シーンは圧巻で観客を感動と涙の渦に巻き込む!!
本作の物語には実在のモデルがいる。モデルとなったのはアルナーチャラム・ムルガナンダム氏。1962年南インド生まれの56歳。彼は商用パッド(ナプキン)の3分の1もの低コストで衛生的な製品を製造できるパッド製作機の発明者。かつ、女性たち自らがその機械を使い、作ったナプキンを女性たちに届けるシステムを開発した彼の活動は高く評価されて、2014年には米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたほか、2016年にはインド政府から褒章パドマシュリも授与された。
これこそインド映画の底力だ!!
<公開情報>
影に抱かれて眠れ
北方謙三原作の『抱影』が遂に映画化された。メガホンをとったのは、国民的大ヒット作品『相棒』シリーズのメイン監督を務めた和泉聖治。ハードボイルドの真髄ともいえる原作を、横浜の街を舞台にスタイリッシュな映像で描き切った本作は正に「男」の物語だ。
本作をプロデュースしたのは、劇男一世風靡を経て、個性派として活躍する俳優・中野英雄。北方謙三ファンであり、北方作品の実写化を夢だったと語る中野英雄が、満を持して初プロデュース作として本作を映画化させた。脚本を手掛けたのは、硬派な役どころで俳優として活躍し、監督やプロデューサーとしても活躍する小沢和義。製作陣から俳優陣までが「男」にこだわり描いた本作は、まさに映画史に残る「男」の物語となっている。
また、キャスティングも主人公に加藤雅也。弟分のバーテンダーにはEXILEの松本利夫。横浜のヤクザに湘南乃風のメンバーでミュージシャンの若旦那。そしてヒップホップ界で熱烈なファン層を獲得しているアーティストのAK-69と、男の色気がここまで結集した作品は他にはない!! 主題歌も「イッーーネッ!!」
<公開情報>
天気の子
前作『君の名は。』から3年。
叙情的な男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉で紡ぎ出す“新海ワールド”。待望の最新作が大ヒット公開中!!!
本作は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」するストーリー。東京にやってきた家出少年・帆高が出会った、不思議な力を持つ少女・陽菜。ふたりの恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれる。
そして、主題歌『愛にできることはまだあるかい』を始め、劇中全ての音楽を担当するのはRADWIMPS。今作での新たなチャレンジとして、心の機微を神秘的に歌いあげるアーティスト・三浦透子をボーカルに迎え、複数の楽曲を制作。共に紡がれた、その“詩”は、新海ワールドに、より大きな感動をもたらしている。
現在メガヒット!日本列島を席巻中!!