さて、突然ですが…クイズ!「まるちゃんのおばあちゃんの名前は?」
正解は…「こたけ」。知ってたあなたはかなりの「ちびまるこちゃんツウ」です。パチパチ~♪(それだけです、すみません‥)。
先日、みんなが大好きな『ちびまる子ちゃん』の原作者・さくらももこさんのデビュー30周年を記念した展覧会「さくらももこの世界展」が瀬戸内市立美術館でスタートしました! 中四国初となる注目イベントということで、早速小学生時代「なかよし」派ではなく「りぼん」派だった編集部員じゃいこが、同じく昭和の香り漂うアラフォー編集部員りっき~と共に満喫してきたのでレポートします。
まずは、年表とともに、さくらももこ先生の30年を振り返るコーナー。
昭和世代のじゃいことりっき~。さくらももこさんの作品の歴史とともに、「そうそう、流行ったわよね、ヤマンバギャル」なんて、世相も振り返ります。
そしてこれ、見覚えある人も多いのでは?
そう。コミックの第1巻の表紙に使われたイラストの原画です。この原画、生で見るとすごく色彩豊かで緻密に塗り分けられていて…とにかく美しいんです! コミックの表紙だけではわからない原画ならではの美しさです。
そのほかにもずらりと原画が並びます。見覚えのある作品がいっぱいです。
コジコジの原画もありましたよ。
そして、登場人物の紹介。
ここまで展示を見ていくと、それぞれの『ちびまるこちゃん』熱がヒートアップしていき、会話が盛りあがります。「野口さんは、途中から出てきたキャラクターなんですよね」とコミックを全巻近く(なぜ全巻じゃないの?)持っている自称ちびまるこツウ・りっき~。「なぜ登場人物紹介にみどりちゃんが載っていないの?」と残念がるのは、みどりちゃん押しの私、じゃいこ。それぞれ思い入れのあるキャラクターは異なるようです。「岡田あーみんとのコラボ作が衝撃的におもしろかった!」「りぼんの全プレ(応募者全員プレゼント企画)に応募して…」と、こんな感じで『ちびまるこちゃん』にまつわる思い出話に花を咲かせながら、会場内を見てまわるのも楽しいですね。
さくらももこさんは、かつて新聞に『ちびまるこちゃん』の4コマ漫画連載もされていたそうで、その作品も多く見ることができます。
そのネタがちょっとほろっと感動するいいネタが満載で…。
さらに、さくらももこ先生のプライベートに関連する展示もあり、交流のある漫画家さんとのコラボ作品を見ることもできます。たとえば、これ!
気になるでしょ~。鳥山明先生の作品です。ちらっと足だけは見えてますが、実物はぜひ会場で見てください。いや~一見の価値あり!な作品ですよ。そのほか、『ワンピース』の尾田栄一郎さんや、『北斗の拳』の原哲夫さんにまつわるアイテムも。そして、山下達郎ファンのりっき~はこれにときめいてました。
ヤマタツサイン入りのCDです。じゃいこは、さくらももこさんのエッセイにも話が出ていましたが、たまちゃんのお父さんの形見としてもらったライカのカメラの実物を見たことにじわっと感動を覚えました。
会場内には、写真撮影コーナーがあります。
クリスマスバージョンとお正月バージョン、2パターンのイラストをバッグに撮影できます。クリスマスカードや年賀状にも使えそうですね。
そして、お正月バージョンは2人でパチリ。
イラストコーナーでは、さくらももこさんがまるちゃんの書き方をレクチャーしてくれる映像が流れています。早速イラストが得意なりっき~が挑戦です。
真剣です。
ここでりっき~「私、こういうかわいらしいまるちゃんじゃなくて、流し目の悪そうなまるちゃんの方が得意なんですよねぇ」と言いつつ、さらさらっと書きます。
「めっちゃうまい!」。というじゃいこのおだてにのったのか、永沢くんや友蔵をどんどん書いていくりっき~。もう誰もりっき~を止められません。最初はそばで「お上手ですね~」とにこにこ眺めてくださった学芸員の関さんも、足音を立てずにその場から去って行きました…。
「カサカサッ、シャッシャッ!」。イラストを描く鉛筆の音しか聞こえない数分間が過ぎ、やっと、りっき~の手が止まりました(ホッ)。
このほかにもぬりえが楽しめる用紙や色鉛筆もあるので、大人も童心に戻って楽しんでくださいね。
ひと通り展示を見てまわったら…「サッカーの長谷川健太の幼少期を描いたストーリは何巻だっけ?」「まるちゃんが南の島でプサディーに出会う話、あれ感動するよな~、めっちゃ読みたくなった!」「お父さんとお母さんが離婚することになる話も泣けた! あれが読みたい」と読みたい願望がフツフツ…。そんなあなたのために…とコミックの閲覧コーナーまで完備です。すばらしいでしょ。(ちなみにコミックはグッズコーナーに販売もしてあるので、買いたい方はぜひそちらで)
さらに、これまでのテレビアニメのオープニング映像&エンディング映像を見られるコーナーも。
振り返ると名曲ぞろいですね~。手がけているアーティストも織田哲郎、忌野清志郎、石野卓球…と、すごすぎる!
最後は…お待ちかねのグッズコーナー。
私じゃいこもりっき~も仕事を忘れ、本気のお買いものモードに突入!
このクッキー、味もサイコーでしたよ。
ハンコもいろんなデザインがあって迷いましたが、じゃいこが買ったのはコレ!
早速、会社で使っています。こんなふうに…ね。
マスキングテープもめっちゃかわいい!
めっちゃ買いました…。
ちなみに…会期中の毎週日曜14:00~は学芸員・関洋平さんによるギャラリートークを開催。
*おまけ* 瀬戸内市立美術館は瀬戸内市役所 牛窓支所と同じ建物内の4階が入口で、そこから海も眺められます~。
概要
- デビュー30周年記念 さくらももこの世界
- ・開催/開催中~2016年1月24日(日) 9:00~17:00(入館は~16:30)
- ・会場/瀬戸内市立美術館(瀬戸内市牛窓町牛窓4911)
- ・入館料/一般800円、65歳以上または団体(20人以上)700円、高校・大学生600円、中学生以下無料