岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界20年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
ジュラシック・ワールド 炎の王国
映画史を変える圧巻のCG恐竜登場! 1993年に『ジュラシック・パーク』が公開されてから25年がたつ。そして2015年に公開され、記録的な大ヒットとなった前作『ジュラシック・ワールド』。物語はついに開園したパークでハイブリッド恐竜のインドミナス・レックスとT-REXが激闘を繰り広げ、案の定大パニックとなったテーマパーク『ジュラシック・ワールド』だったが、こんどはパークのある島に、火山の大噴火の兆候が表れる!
<STORY>
あの大惨事から3年―。大人気テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は今や放棄され、恐竜たちがたくましく生き抜く、野生の島へと姿を変えていた。しかしある日、島内で巨大な火山噴火の予兆が観測される。迫るタイムリミットの中、選択を迫られる人間たち。恐竜たちの生死を自然にゆだねるのか、あるいは命をかけて救い出すのか―。
恐竜行動学のエキスパートで恐竜と心を通わせるオーウェンを演じるのはクリス・プラット、テーマパークの運営責任者だったクレア役はブラウス・ダラス・ハワードらメインキャストが続投。監督は前作のコリン・トレボロウに代わり、『永遠のこどもたち』『インポッシブル』などで注目されたスペインの出身のJ・A・バヨナが新たに務める。
恐竜を現代に生み出し、襲われ、退治し、こんどは助けるのか!? 何とも勝手な人間たちのドラマがもう一つの見どころなのだ!!!
<公開情報>
BLEACH
漫画『BLEACH』が、満を持して実写映画化! 人気漫画の実写化が苦戦する中、最後のビッグタイトルといっていい本作は、話題てんこ盛りだ!
<STORY>
幽霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護は、死神を名乗る謎の女・朽木ルキアから力を譲り受け、死神を代行するハメになる。家族と仲間を守るため、人間の魂を喰らう悪霊・虚〈ホロウ〉と死闘を繰り広げる一護だったが、想像を絶する運命が待ち受けていた―。
原作序盤の人気キャラ総出演! キャスティングは『BLEACH』ファンに響くのか!?
とにかく登場キャラにそれぞれファンのいる本作の実写化はハードルが高い! しかし、事の始まりを描く劇場版は『BLEACH』をまだ知らない方にはおススメできる。唯一無二のオリジナリティあふれる世界観。人間が住む“現世”と、死神たちの“尸魂界(ソウル・ソサエティ)”を舞台に、それぞれに宿命を背負ったキャラクターが縦横無尽に躍動し、ド派手にしてスタイリッシュな死闘が繰り広げられる。
国内にとどまらず、全世界で累計1億2千万部を突破する超ベストセラーとなっている『BLEACH』ワールドを劇場で体験してほしい!
<公開情報>
リディバイダー
新しい取り組みのSF映画が登場!
<STORY>
エネルギーの枯渇が大きな問題となっている近未来。人類はコピーしたもうひとつの地球「エコーワールド」からエネルギーを得ることで、問題を解決しようとしていた。しかし、2つの世界をつなぐタワーの暴走により各地で異常事態が発生。地球は崩壊の危機に陥ってしまう。人類は元NASAのパイロット、ウィル(ダン・スティーヴンス)をエコーワールドへと送り込むが、そこには荒廃した世界が広がっていた。
物語は、現実世界を〈観客視点〉、複製世界(エコーワールド)を主人公の〈一人称視点〉(FPS)と撮影手法の違う映像を交互に挟み、二つの世界を行き来する全く新しいスタイルで展開。エコーワールドでは、主人公の置かれた状況をステイタス表示で確認したり、戦闘シーンにスコープ画面が現れるなどよりアトラクションゲームを感じる仕掛けもあり、FPS映像の臨場感はそのままに表現の幅を広げ、映像の斬新さだけでなく、ドラマとしても見ごたえのある作品となり、ここに新たな映像ドラマ体験型の作品が誕生した!