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つまんない映画なんてない!

つまんない映画なんてない! vol.2

「恐竜」

  • 情報掲載日:2015.08.12
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界20年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘訣。映画が好き過ぎて、あこがれのターミネーターに変身。特殊メイクがんばりました!

「恐竜」

恐竜と書くたびに不思議に思うことがある。なぜ“恐”いのだろう?
草食恐竜だっているし、そもそも彼らが恐かったかどうかはわからないではないか。他種を捕食することが恐いのなら、肉食および雑食の生き物は全て“恐”いということになる。とりわけ人間などは激しく“恐”いではないか!まったく自分のことを棚に上げて、よく言ったものだ。

「恐竜」の語源はおそらくDINOSAURUSの訳で、DINOの意味が“恐ろしい”ということからだろう。人は未知のモノに対し、やたらと恐怖するという“人間のサガ”を私はいつも感じるのである。
しかし映画の世界では、この未知のモノに対する恐怖心は最高のネタなのである。お化けや宇宙人、怪物や悪魔など、どれを映画にしても面白い! 中でも恐竜は、太古に実在したと科学的根拠がある分だけ説得力を持った最強のコンテンツなのである。

さて、恐竜映画と言えば「ジュラシック・パーク」が有名だが、この作品は映画史を変えた歴史的作品である。いわゆるCG(コンピューターグラフィックス)が本格的に開花した記念すべき作品で、かのジョージ・ルーカスが「ジュラシック・パーク」を観て、CG技術がここまで進化したのなら、「スターウォーズ」の新シリーズを作ろうと思い立ったと言われている。私がもし、ルーカス様にインタビューできるなら一番に確かめたいエピソードである。

とにかく「ジュラシック・パーク」(1993年)が公開された当時の衝撃といったら大変なもので、本物の恐竜が、実はいたのではないかと思った人も出たくらいだ。実際、わが息子は2歳の頃、VHSビデオで「ジュラシック・パーク」を観て、恐竜が現存していることを確信し、「動物園にはおらんのん?」(岡山弁)とスットンキョウな質問をしていたのである。

そしてこの夏、ジュラシックシリーズの最新作「ジュラシック・ワールド」(8月5日公開)が公開される。CG映像の衝撃が無くなった今、あの恐竜たちをまだみんな観たいのだろうか!? いや、「観たいっ!」とてつもなく観たい。やはり現実に見ることの出来ない恐竜の姿を、せめて映画の世界でリアルに観たいのである。しかも今度はあの大問題を起こしたテーマパークがオープンしているではないか! なんと1日2万人を超える動員をする大人気テーマパークとなっているのだ。もちろん“絶対安全”とうたっているが、“ぜーったい危険!”に決まっている!
2万人のお客さんの中で肉食恐竜が暴れ出したら大変なことになるぞーっ!
考えただけで恐ろしい・・・・ 恐ろしい・・・?
うん、やっぱり“恐竜”でいいや。


岡山メルパ館長 福武孝之

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