岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界20年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
怪盗グル―のミニオン大脱走
超大人気となったミニオンたちの最新作。正直言って今彼らの勢いを止められるキャラはいないだろう。人気の秘密は“クセがスゴい”人間キャラが次々に登場すること!
シリーズ作品は、毎度鑑賞後におもしろすぎて感服してしまう。究極の娯楽をお約束できる作品だ。
<STORY>
グルーの前に現れた新たな敵バルタザール・ブラット。1980年代に子役として人気を博した過去の栄光にすがり、80年代ファッションに身を包んだバルタザールは、様々なガジェットを駆使して犯罪を繰り返し、グルーを反悪党同盟から追い出してしまう。そんなとき、グルーにドルーという生き別れになっていた双子の兄弟がいることが判明。父親から莫大な遺産を相続しているドルーは、父の志を受け継ぎ天下の大悪党になることを夢見ていた。一方、グルーの相棒ミニオンたちは、グルーが反悪党同盟をクビになったことで再び悪の道に戻ってくることを期待していたが、グルーにその気がないことを知り、新たなボスを求めて旅に出るのだが・・・・・。
悪に憧れる設定はライバルスタジオにはできないもので、そこから広がる物語はやりたい放題である(笑)。特に80年代世代はお腹がよじれて涙がちょちょぎれるだろう!!
<公開情報>
銀魂
あの週刊ジャンプの看板コミック『銀魂』が実写化!
SFと時代劇がミックスされたぶっ飛んだ世界観の中、抱腹絶倒の原作ギャグに、『勇者ヨシヒコ』の福田監督ならではのパロディ&アドリブネタが上乗せされ、全編通じてギャグとシリアスが変幻自在に駆け巡る作品。
<STORY>
侍の国…この国がそう呼ばれたのも今は昔の話。江戸時代末期、宇宙からやってきた『天人(あまんと)』の台頭と廃刀令により、侍は衰退の一途をたどっていた。かつて攘夷志士として天人と最後まで戦い『白夜叉』と恐れられた坂田銀時も、今は腰の刀を木刀に持ち替え、かぶき町の便利屋<万事屋(よろずや)銀ちゃん>を呑気に営む日々。そんな彼の元に、かつての同志である桂小太郎が消息不明になり、高杉晋助が挙兵し幕府の転覆を企んでいるという知らせが入る。事件の調査に乗り出した万事屋メンバーの新八、神楽の身に危険が迫ったとき、銀時は再び剣をとる。進む道、戦う意味を違えたかつての同志と対峙し、己の魂と大切な仲間を護るために――。
相次ぐ人気漫画の実写化の中で、一際キャスティングで注目を集めている『銀魂』。
激しく攻め上げたキャスティング吉と出るのか凶と出るのか!?
<公開情報>
パワーレンジャー
ヒーロー映画全盛期に、日本のスーパー戦隊が世界に向けて名乗りを上げた!!
実は20年以上前からアメリカに渡って活躍していたスーパー戦隊は、全米で驚愕の人気を博していたのだ! その過熱する人気は、クリスマスに玩具が品切れし、その激しすぎる争奪戦がシュワルツェネッガーにより映画化されるほどのものだ!
<STORY>
紀元前。古代の地球で世界の運命を決する、大きな闘いが終焉を迎えていた。
物語は現代の小さな町に暮らす5人の若者に帰ってくる。不思議なコインを同時に手にした5人は超人的なパワーを手に入れ、かつてのパワーレンジャーと遭遇する。
古代の地球で封印された悪の戦士が蘇り、再び世界を滅ぼそうとしている。彼らは新たなパワーレンジャーとして、この世界を救うことができるのか!?
なかなか変身しない展開は、大人向けの映画だという事を強く主張している。それだけにやっと変身できたシーンの興奮は、一気に心を童心に帰らせてくれるのだ!