つやつやした黒の毛並みと真っ黒な肉球に、金色のおめめ。竹久夢二の木版画『猫の豆本』で描かれた黒ねこにそっくりの黑の助。まるで、絵から飛び出してきたような彼は、2016年9月、美術館前の交差点でクルマにひかれそうになっているところをスタッフさんに保護されました。当初は、親ねこが迎えにくるまで一時的に中庭で保護されていましたが、その愛らしい姿にスタッフさんたちはメロメロに…。
そして、同年12月、正式に美術館のお庭番に任命! 夢二の長男「虹之助(こうのすけ)」にちなんで「黑の助」と名付けられました。ユニフォームは、真っ赤なリボンと、デザイナー・水戸岡鋭治氏デザインの首輪です。庭には草花の香りや小鳥の鳴き声など気になるものがいっぱい。好奇心旺盛なので、庭中をフンフンかぎまわって、お庭番の仕事をしっかり務めています。
出勤は不定期なので、Instagram(kuronosuke.yumeji_art_museum)、夢二郷土美術館Facebookページなどから確認を。
夢二郷土美術館(ゆめじきょうどびじゅつかん)
Information
夢二郷土美術館(ゆめじきょうどびじゅつかん)
- 住所
- 岡山市中区浜2-1-32 [MAP]
- 電話番号
- 086-271-1000
- 営業時間
- 9:00~17:00(入館は~16:30)
- 料金
- 一般700円 中~大学生400円 小学生300円
- 休み
- 月曜(祝日の場合は翌日)
- 駐車場
- 10台
- HP
- http://yumeji-art-museum.com/
【展覧会情報】
夢二のねこと黑の助展―竹久夢二×水戸岡鋭治 PartⅡ―
開催中~6月25日(日)
2016年12月に、館のお庭番を拝命したねこ・黑の助。岡山県出身のデザイナー・水戸岡鋭治氏がそのキャラクターをデザインし、本展で初披露する。夢二が描いたねこと一緒に、黑の助がいきいきと躍動する「お庭番ねこ<黑の助>の部屋」も楽しめる。
また、館内の『カフェ松香』では、企画展に合わせて特別限定スウィーツ「夢二のねこスイーツセット」を提供。ミュージアムショップでも、夢二の描いたねこがモチーフとなったグッズや黑の助オリジナルグッズも販売する。