岡山をはじめ瀬戸内エリアのこだわりの品々をお届けする、通販サイト「オセラショップ」。
スタッフが実際に食べ、身に着け「これだ!」と思った、今おすすめしたい逸品をご紹介します。
8月に入り、すっかり夏本番! 自家菜園をしている人は、夏野菜が大きく実っているのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、岡山ではなく、お隣り兵庫は淡路島の逸品であるタマネギです!
「今頃タマネギ?」と思われる人も多いかもしれません。「新タマネギ」は春ですが、通年出回る「晩生」と呼ばれるタマネギは、6月に収穫し1カ月間乾燥させ、7月より出荷スタート! 実は一般的な晩生種については、夏こそが今年の初タマネギを味わえる時期なのです。
しかし、なぜ淡路のタマネギが有名なのでしょうか…。淡路島の真ん中に位置する、江戸時代から続くタマネギ農家『里農園』の第9代目・里昌樹さんにお話を伺いました。
なぜ淡路島のタマネギはおいしいのでしょうか?
「まず淡路島の土壌ですね。ブランド牛のルーツとされる淡路牛を数多く飼育しているため、家畜堆肥を十分に使用できるんです。常に肥えた畑を維持できるのは大きいですね」
「それから程よい潮風と日照時間の長さ。このおかげでタマネギに旨みや甘みが加わっていると言われていますね。大阪に住んでいる親戚のおじさんが、うちのタマネギの苗を育てて言うんですけどね。『淡路のタマネギみたいにならない』と。やっぱり環境によって違うんだと思いました」。
なるほど…。タマネギにとって最高の条件が整ったエリアなんですね。淡路島は食料自給率が100%を超えていると聞きます。農作物にとってはとても育ちやすい環境。つまりは楽園なのでしょうね!
『里農園』さんのタマネギを作るうえでのこだわりを伺いました。
「代々受け継がれてきた知識や経験を生かしつつ、よりよいタマネギを収穫できるように工夫し続けることですかね。7月から出回る晩生のタマネギは、種まきからお届けするまで、約10カ月もの月日がかかります。そのなかで重要な段階が、タマネギが根を張るとき。『どうやったらしっかりと根を張ることができるのか』と考え調べていたときに、『苗を植えたあと大粒の大雨のような水を与えたらいいんじゃないか?』と思いつきました。実践すると、うまくいったので1月の寒い時期に5日間ほどこの作業を行っています。」
なるほど! 現状に甘んじず、常にいいものを作りお届けしたいという研究に余念のない姿勢に脱帽です!
「それから、タマネギを保存しておく冷蔵コンテナを持っていることも大きいですかね。淡路のタマネギ農家のなかでも珍しいんですけど、収穫・選別したタマネギは、冷蔵コンテナへ運びこみます。タマネギが休眠状態になる0~1℃で均一に管理することで、おいしさや新鮮さを閉じ込めています」と里さん。
本当に徹底しておいしいタマネギを作っていらっしゃいます。
このたび、そんな『里農園』のタマネギを「オセラショップ」で販売させていただくことになりました! おすすめは、贈答用である「極上たまねぎ」。生産量の約1割ほどしか収穫できない希少な超大玉で、外皮をむき、磨きあげて美しく光るタマネギです。「こんなタマネギ見たことない!」と驚くこと間違いなし! タマネギは大きくなると、辛みがより少なく柔らかくなります。
ちなみに肉厚の柔らかいタマネギは、オーブンで丸焼きにして岩塩やポン酢で味わうのがおすすめなのだとか! タマネギにはレシピも付いてきますので、ぜひ一度ご賞味ください。