
3月1日(日)から始まる「子ども予防接種週間」に合わせて、岡山県医師会が発信している予防接種に関するQ&Aと、保護者向けのお知らせを紹介。
この機会に改めてワクチンの定期接種について確認しておこう。
予防接種の疑問に答える Q&A
こちらでは予防接種に関する質問に岡山県医師会が回答。
Q.予防接種はなぜ必要なの?
赤ちゃんや幼児は、胎児のときに母体から得た免疫も生まれてから数カ月で弱まり、病気への抵抗力が低い状態にあります。そのため病気にかかると、命が脅かされたり、後遺症が残ったりすることがあります。
そして、ワクチンで予防できる病気があります。そうした病気から赤ちゃんや子どもを守る安全で有効な方法が予防接種(ワクチン接種)なのです。

Q.接種のタイミングは?
ワクチンの種類によって接種する年齢や回数、間隔が異なります。お子さんにあったスケジュールに沿って、ベストのタイミングで接種できるようにしましょう。
0歳児のワクチン接種は接種回数が多いので、出来るだけ早く接種することが望まれます。定期接種のB型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、5種混合ワクチンは生後2カ月から打つことができますので、自治体から届いた接種券を確認しておきましょう。
Q.接種はかかりつけの小児科でするのがいいの?

予防接種は普段の子どもの様子を知っているかかりつけの小児科医で受けることをおすすめします。
予防接種をしたあと、お子さんの様子が変わった時などに頼りになるのがかかりつけ医です。お子さんが生まれたら、なるべく早く近くの小児科医を探してかかりつけの小児科医を見つけておくことが大切です。
かかりつけ医は、母子健康手帳を基に接種スケジュールなどの相談に乗ってくれます。いざという時のために早めに準備しておいてください。
またワクチンには、生ワクチンや不活化ワクチンなどがあり、接種の間隔がそれぞれ違います。ちょっと複雑なので、自身のお子さんの接種については、かかりつけの小児科医に尋ねてみましょう。
Q.同時接種がお勧めですか?
0歳児のときに接種するワクチンの種類は多く、接種回数は15回以上になります。
それぞれのワクチンをひとつずつ接種するのは大変ですので同時接種が行われています。
スケジュール管理が簡単になり、接種忘れを防ぐメリットがあることに加えて、早く免疫をつけることができます。組合せなどに関しては、かかりつけ医に尋ねてみましょう。
また「ジフテリア」「百日せき」「急性灰白髄炎(ポリオ)」「破傷風」に「ヒブワクチン」を加えた、「5種混合」も定期接種できるようになっています。
RSウイルスワクチン(妊婦向け)について解説
Q.2026年4月から「RSウイルスワクチン(妊婦向け)」が定期接種になると聞きました。詳しく教えてください

2026年4月より、お母さんに接種することで生まれたばかりの赤ちゃんをRSウイルス感染症の重症化から守る「RSウイルスワクチン(母子免疫)」の定期接種化が予定されています。
RSウイルスは、鼻やのど、気管支などに感染するウイルスです。非常に感染力が強く、2歳までにほぼ100%の子どもが少なくとも一度は感染するといわれています。一度感染しても免疫が十分にできないため、一生を通じて何度も感染をくり返すのが特徴です。
RSウイルス自体を直接退治する特効薬(抗ウイルス薬)は今のところありません。自分の免疫力で治るのを待つしかなく、重症化して呼吸が苦しい場合は入院して酸素吸入などを行う必要があります。
ワクチンは妊娠24〜36週の妊婦(特に28〜36週が推奨)を対象とし接種します。お母さんにできた抗体が赤ちゃんに伝わり、生後数カ月にわたりRSウイルス感染症の重症化を防ぎます。
また、このワクチンは「妊婦」が対象です。乳幼児本人が接種するものではない点にご注意ください。
3月中に接種を希望される場合は、自治体の補助の有無や自費になるかをご確認ください。
<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>
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