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《岡山大学病院》一人ひとりに合わせた大腸がん治療を。【PR】

おかやまの病院2024[全県版]

  • 情報掲載日:2024.03.25
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

【特集】誰もが他人事とはいえない三大疾病「がん・心疾患・脳血管疾患」

岡山大学病院

【エリア】岡山市北区

岡山大学病院
消化管外科 助教
重安邦俊 先生
■専門分野/消化管外科
岡山大学病院
低侵襲治療センター 講師
寺石文則 先生
■専門分野/消化管外科

がん罹患率1位(※)。食生活や生活習慣も関係する大腸がん。

日本人の2人にひとりが一生のうちに一度はかかるといわれる「がん」。細胞の遺伝子が傷つき、無秩序に増え続けることでできる悪性の腫瘍で、周囲の組織に浸潤したり、血管やリンパ管を介して転移したりすることがある。直接的な原因は未解明だが、喫煙や食生活などさまざまな要因によって発生する可能性があり、完全に防ぐことはできないとされている。

なかでも、日本人男女の部位別がん罹患率の1位(※1)で、がんによる女性の死亡数の1位(※2)となっているのが大腸がんだ。ほかのがんと同様に、遺伝子の変化が蓄積することが原因だとされている。「がん細胞の芽が生じても、通常は免疫力で除去したり変化を抑えたりしています。なかには遺伝子の変化が溜まりやすかったり、除去できなかったりする人がいると考えられます。遺伝的要因も3割程度あると知っておいてほしい」と寺石先生は説明する。

定期健診で小さな変化を見逃さず、早期発見・早期治療を。

大腸がんは早期の段階ではほとんど自覚症状がない。ある程度進行すると血便や便通異常、腹部の張りや腹痛などの症状が現れる。早期に発見すれば治療が可能で予後も良好だが、進行すると転移や合併症を起こし死亡率が高くなる。そのため早期発見をすることが大事で、検診は欠かせない。大腸がん検診では、検便による便潜血検査が広く行われており、1回でも陽性判定を受けたら内視鏡検査をすすめている。「痔だろう」と放置せず、肛門からの内視鏡検査を受けることが肝要だ。

岡山大学病院

一人ひとりの状態に合わせた治療法で長期生存を目指す。

大腸がんの治療法は、がんの進行度や患者の状態によって異なるが、一般的には手術療法、抗がん剤による薬物療法、放射線治療の主に3つが行われる。切除可能な場合には、がんや周囲の組織を切除する手術を行う。切除不能の場合は薬物療法を行うことが多い。薬物療法は抗がん剤や分子標的薬などの薬を使ってがん細胞を攻撃する方法である。近年では、この薬物療法により切除不能を可能にする「コンバージョン」(転換)が行われている。患者一人ひとりに合った治療薬を選ぶ「がんゲノム医療」も保険診療で行えるようになった。加えて世界的に広く行われるようになったのは直腸がん患者を対象として、術前に放射線療法と全身化学療法を行うTNT(Total neoadjuva nt therapy)だ。TNTによりがんが目視で確認できなくなった場合には、手術をしないで経過を見るNOM(Non- Operative- Manag ement)により手術を回避し、直腸や肛門を温存しながら根治を目指せる可能性がある。「当院では、再発なく長生きできることを目指した集学的治療を選択しています。そのためには、個別の治療方針を組み立てることが大切です」と寺石先生は話す。

患者の負担をできるだけ軽減し、生活の質を高める治療を。

新たな治療法として近年増えているのは、小さな傷で体への負担が少ない腹腔鏡手術やロボット支援下手術だ。治療にあたっては、医師が一方的に方針を決めるのではなく、「どのような治療を希望するか」「どう過ごしたいか」などを家族とともに相談しながら精神面でもケアすることが必要だ。また、がんの症状や副作用を和らげたり、心理的な苦痛を軽減したりする緩和治療も注目されている。「がんの治療法は医療の発達により多様化しており、手術だけ、あるいは薬物だけで治そうとするのではなく、集学的な治療を行っています」と重安先生は説明する。患者の負担を軽減するような環境整備や体制作りなど、包括的な治療やケアに配慮することも大切だ。

※1・※2/ともに出典:公益財団法人 がん研究進行財団「がんの統計2023」

岡山大学病院

Information

岡山大学病院
住所
岡山市北区鹿田町2-5-1 MAP
電話番号
086-223-7151

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