「日曜日の音楽室」とは
「誰もいないはずの日曜日の音楽室に入ってみると…沢知恵がいた! そこで沢知恵が好きな音楽をかけながら楽しい時間を過ごす」というのが、この番組のコンセプト。
音楽とラジオと岡山をこよなく愛するピアノ弾き語り歌手・シンガーソングライターの沢知恵さんをパーソナリティに迎え、2020年4月よりスタート。
毎週日曜日夕方17時、「ガラガラ…」と音楽室の扉を開ける音で始まる1時間のトーク&音楽番組です。
月替わりのテーマに合わせ、お便りやリクエストに応えつつ楽しいトークを展開。少し上の世代には懐かしく、若い世代には新しくも感じるジャンルフリーな選曲が聴きどころです。
岡山市内オランダ通りにある老舗音楽バー『COMMAND』のマスター・ナオさんとの常設コーナー「音楽談話室」では、深い音楽知識と熱い音楽愛を持つふたりならではの音楽談義も。
番組ディレクターの米澤秀敏さん。アナウンサーとして活躍する傍ら、この番組では裏方であるディレクターとして自ら腕を振るい番組を支えます。
沢知恵インタビュー その①
そんな沢さんにインタビュー。気になるアレコレをお聞きしてみました。まずは番組やラジオ、そして音楽について。
番組への思い
私は、とにかくラジオが好きなんです。
ですから、この番組も「好きにやらせてください」とお願いしたら、「好きにやってください」とのお返事をいただいて(笑)。その通りにやらせてもらっています。
番組づくりにあたっては、まず自分が100%楽しむことを大切にしています。リスナーがどう思うかももちろん考えますが、まずは自分が「楽しい」とか「いいね!」って思えるように。
ラジオって、テレビ以上に作り手・話し手の思いが伝わりやすくて。嘘がつけないんですよね。ある意味恐ろしくもあり、ありがたいメディアです。
選曲も原稿作成もすべて自分でしています。
かける音楽は大切だし、若い人たちにもわかりやすいように曲のインフォーメーションも伝えたい。
でもそのなかで、お便りを読んで共感するといった部分も楽しいし、大切にしています。
放送中、リスナーの皆さんの姿はそこにはないけれど、確かに見える気がするんです。つながってるんですね。そこがいいんです。好きなんです!
沢知恵さんにとってラジオとは?
わが家にはテレビがないんですよ。
もう30年くらい家にテレビを置いていなくて。ラジオと新聞2誌という生活を送っています。もちろん子どもたちも。まぁ子どもたちはご近所やお友たちの家で見てるんですけどね(笑)
ちなみに、うちの子どもたち(現在中学生)が一番好きなラジオ番組は国会中継。大人が話している言葉の真偽がわかるらしいですよ(笑)。ラジオって感じ取るもの、入ってくる情報が豊かなんですよね。
耳で聴いてイマジネーションを膨らますことを、私自身も大切にしてきました。
ですから、今こうしてラジオのお仕事に携わることができて、とっても幸せです。
沢知恵さんにとっての音楽とは?
私にとって音楽は、食べ物と同じくらいなくてはならないもの。
私の人生を支えてきてくれたものであり、今もなお支えてくれ、これからも支え続けてくれるであろう大切な宝物です。
音楽って尽きることのない泉ですね。番組で流す曲を選んでいても、困ることがないんです。
この番組のおかげで、音楽を集中して聴いていた若い頃の感覚を取り戻して青春を懐かしみながら、新たな音楽との出合いにときめきながら…。音楽で若返る感じかな♪
また、ライブには音楽を聴きたい人がわざわざ足を運んでくれる。来てくれる人の温もりをもらって、私も音楽でお返しをする。音楽は人の温もりそのものなんですよね。
沢知恵インタビュー その②
引き続いて、岡山との関わりについてお聞きしてみました。
なぜ岡山に住むことに?
幼い頃から国内はもちろん、海外も含めた数カ所での居住経験を経て、6年前に岡山へやってきました。
実は私が初めて岡山に来たのは1998年、RSKラジオの番組「廃校コンサート」でした。正直、最初は「岡山ってどこ?」って感じでしたが、岡山空港に降り立った瞬間、「なんて空気のおいしいところなんでしょう!」って。それが岡山の第一印象でした。
気がつけば、お仕事で岡山に頻繁に通うようになっていて。RSKラジオ50周年記念ソング「あなたがいてわたしがいる」のご縁もいただきました。
その間、岡山では嫌な思いをしたことがないんです。なんとなく合うんです。そのうち、いつか年を重ねて岡山に住んでみたいと思うようになったんですよね。
おぼろげだった岡山への移住を決断させたのは、ある人の存在でした。
ある人とは、昔ボランティアをしていた父の影響で交流があった『国立ハンセン病療養所・大島青松園』の入所者で、私が敬愛する詩人・塔和子さん。
その方が亡くなられたのちに、塔さんが私の夢に出てきて言ったんです。「あなたも、もう少し自由に生きてごらん」って。塔さんが夢の中で私にそうおっしゃいました。
沢知恵さんにとって岡山とは?
岡山って人と人との距離感が丁度いいんです。きっとこれが私に合ったのでしょう。
このほどよい距離感に「適度なお節介」を加えたら、私の中では完璧です。うちの近所では私が率先して「みんなどうしてる?」ってお節介をして、助け合い旋風を巻き起こしていますよ。
ふるさとのない私にとって岡山は、どこに行っていても「早く帰ってきたい場所」なんです。
岡山の好きな場所は?
旭川沿いが好きです。特に『三野浄水場』付近の桜が大好きですね。お花見はそこですね。
最近、児島にも行きました。岡山はどこに行ってもいいですね。食べ物も美味しいし。
岡山のみなさんへのメッセージ
岡山には、東日本大震災を経験した多くの方が移住して来られています。
私が岡山に移住した目的は、一番には『国立ハンセン病療養所』に寄り添いたいという思いからでしたが、もうひとつには避難移住という意味もありました。
岡山は県外から来た人にとって居心地のよい場所だと思います。
この地でお互いにコミュニケーションを取り合って、岡山がより素敵な街になっていくことを願っています。そして「日曜日の音楽室」もコミュニケーションの手段のひとつとして、豊かな時間を提供できればと思います。
番組情報
RSKラジオ 沢知恵 日曜日の音楽室
毎週日曜 17:00~18:00 放送中
AM1494kHz& FM91.4MHz
https://www.rsk.co.jp/radio/music_room/
ホームページにアクセスをして「radiko」で今すぐ聴こう!
radiko(ラジコ)はスマートフォンやパソコン等でラジオが聴ける無料のサービスです。1週間以内に放送された番組が聴けるタイムフリー聴取機能も!
詳しくはこちらから
http://radiko.jp/
番組へのお便り、楽曲のリクエストも募集中!
毎月テーマがありますが(HPで確認を)テーマ以外のメッセージも大歓迎!
Information
RSKラジオ 沢知恵 日曜日の音楽室
- sawa@rsk.co.jp
- 問合せ
- RSK山陽放送
- 電話番号
- 086-225-5932
- HP
- https://www.rsk.co.jp/radio/
<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>
※掲載の情報は、掲載開始(取材・原稿作成)時点のものです。状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、利用前には必ずご確認ください