「実験を重ねながら、モノづくりが行えるよろこびと誇りを感じています。」
おだやかに流れる吉井川の近くに、世界に通用する「モノづくり」に挑み続ける総合電子部品メーカー「岡山村田製作所」がある。電子部品業界では世界トップクラスのシェアを誇り、国内外100数社からなる「村田製作所」グループにおいて、同社はスマートフォンやウェアラブル端末などの市場をメインターゲットとする中核生産拠点に位置づけられている。同社で生産する電子部品は、日々の暮らしに欠かせないパソコンやスマートフォン、家電などさまざまな生活シーンで活躍するものばかりだ。
第三製造部技術一課に所属する小林さんは入社4年目。今はスマートフォンなどで使われる通信用部品の製造に携わっているそう。「製品の加工条件を実験によって導き出し、安定量産できる環境づくりに取り組んでいます。製造現場には条件出しという作業があって、これは製品を作る際に温度や時間などさまざまな条件を設定するもの。そのなかから最適な条件を探すことが私の仕事なんです」とほがらかに話す。小林さんの担当業務は製造現場の最前線に位置しているため、顧客からの要求や品質、納期がクリアできるかを左右する重要な業務で責任も大きいとのこと。
もともと大学では食品栄養学を専攻していた小林さん。あえて「電子部品メーカー」を選んだ理由について、「大学ではレタスの研究における実験を行っていました。そのときに実験の楽しさに気づき、ここなら自分の探究心を発揮できる環境があり、文系出身者も多く活躍していることを知り、入社を決めました」と当時を振り返る。
さらに「生まれ育った地元で技術を生かし、新しいモノを創り出せる環境のなかで仕事ができることに魅力を感じました」と続けた。社内では定期的に勉強会や研修が行われており、業務で必要とされる専門知識やスキルが習得できる環境が整えられている。日々意識しているのは、「お客さまの要求に応えるため、納期や品質面で問題が発生しないよう、迅速な新商品立上げや不良削減を心がけています。そのためにも関係部門とのコミュニケーションを深めながら、組織間の連携強化に努めています」と語ってくれた。「今後はさらに知識の幅を広げて、周囲から頼られる存在になれるよう技術を練磨していきたい」と力強く語ってくれた。そのまっすぐなまなざしは「モノづくり」の未来を見つめている。
Profile
大学生のころアルバイトしていた日本料理店で「お皿1枚で料理がこんなにも変わるんだ!」と食器の魅力に目ざめた小林さん。以来、休日には工房めぐりや収集などが趣味に。充実したオンとオフを存分に満喫中
小林さんが思う会社のいいところ
働きやすい職場環境
仕事とプライベートの両立
同僚との良好な関係
\ Pickup! 地域貢献活動 /
現在、岡山に拠点を置く全日本フリースタイルBMX連盟のスポンサーとしてBMXフリースタイルを応援している。2021年には2名のプロライダーや社員が出演し、会社のPR動画をオリジナルで制作。スポーツ以外の分野でも地域を活性化させるため活動を行っている。
Information
株式会社岡山村田製作所
- 住所
- 瀬戸内市邑久町福元77 map
- 電話番号
- 0869-24-0911
- HP
- https://corporate.murata.com/ja-jp/group/okayamamurata