倉敷市の魅力。「くらしき地域資源」を発信したい!
「倉敷美観地区」「鷲羽山」などに代表される文化・観光都市と、「水島コンビナート」「ジーンズ」に代表される商工業都市、いずれも合わせ持つ多面的な表情をそなえた倉敷市。
倉敷市は自然環境に恵まれ、マスカットや白桃などの農作物は豊富。加えて歴史、伝統工芸といった豊かな地域資源が息づいています。瀬戸内の拠点都市にふさわしく、魅力あふれる街だといえるでしょう。
さらにその魅力に磨きをかけ、全国に情報発信することを目的に「くらしき地域資源活性化協議会」を発足。市内の商工団体を中心に「倉敷市特産品等地域資源発掘事業」として、倉敷市の特産品などについての意見を聞きとる調査を実施しました。
その結果、倉敷市内には多彩な「地域資源(地域の特色ある宝)」があることがわかりました。それらを「老舗企業」「特産品」「魅どころ」に分類して情報発信を行っています。
「地域資源」には既に全国的に知名度が高いものもありますが、まだまだ市内外に広く知られていないものも。今回ご紹介する「くらしき地域資源ミュージアム」「老舗未来」という2つのWEBサイトは、それらの情報を調べ、まとめ、発信することを目的に運用されています。
いったいどのようなサイトなのでしょうか。覗いてみましょう!
WEBサイト「くらしき地域資源ミュージアム」
倉敷はかつて天領として栄えた物資輸送の集積地。中心部の倉敷川沿いには塗屋造りの町家や白壁土蔵造りを中心とする街並みが形成され、現在まで大切に守られてきました。
同様に市内の、倉敷、水島、児島、玉島、庄、茶屋町、真備、船穂の各地域には歴史と文化、産業の発展、そこで暮らす人たちの努力により、倉敷の宝である「老舗」「特産品」「魅どころ」が受け継がれています。
WEBサイト「くらしき地域資源ミュージアム」https://www.kurashiki-shigen.jp/では、調査を経て分類された3つのカテゴリーごとに倉敷市の持つ魅力をご紹介しています。
「老舗」では、平安~江戸時代・明治時代・大正時代に創業した老舗の企業やお店を紹介しています。
その数なんと164件で(2020年2月現在)、それぞれを個別に取材しているので、歴史や魅力を掘り下げた記事を読むことができます。歴史と文化に育まれた倉敷の底力を感じることができるでしょう。
「特産品」では、フルーツをはじめとする農林水産品のほか、地酒や菓子、地場食品に工芸品、雑貨に繊維製品、工業製品などがジャンルごとに紹介されています。
「マスカット・オブ・アレキサンドリア」や「白桃」「ジーンズ」などの全国的にも有名な特産品はもちろん、「連島レンコン」「まびのたけのこ」「乙島じゃこ」など各地の産物、「電気自動車」や「足袋型シューズ」「キャンドル」など、バラエティ豊かな商品やアイテムが勢ぞろいしています。カテゴリーとエリアを組合わせて検索できるので、今まで知らなかった新しい魅力を発見してみましょう!
「魅どころ」では、歴史的な建物や史跡・文化財をはじめ、自然環境、生活環境、産業、まつりと文化、交流・教育・学習、郷土食など、地域や暮らしに根付いたスポットやモノが集められています。
家族で週末に出かけたい公園や施設、遠方からでも出かけたいビュースポット、SNS映えしそうなレトロな風景、テレビや雑誌で紹介されていた話題の場所、毎年開催されている祭りやイベント、特産物を生かしたご当地グルメなど、「魅どころ」は市内に数多く点在しています。海外や県外から訪れる人はもちろん、県内在住者でも感動できる大きな魅力がいっぱいです。
また「くらしき地域資源ミュージアム」は、パンフレットとしても発行されています。市内各所を訪問する際に持ち歩くのに便利なので、ぜひとも入手したいですね。
WEBサイト「老舗未来」
WEBサイト「老舗未来」https://www.kurashiki-shigen.jp/shinise/では、倉敷市内に現存している、大正時代以前に創業した企業やお店の一部を紹介しています。
現在(2020年2月現在)紹介中のこの4社は、いずれもそれぞれが取り扱う商品やサービスと真摯に向かい合い、時代や世代を超えて多くの生活者の信頼や愛着を獲得してきました。
倉敷市全体では150件を超える老舗の底力を、強く感じることができるサイトになっています。
まとめ
今回ご紹介したサイトにアクセスすれば、豊かな自然と歴史・文化に育まれた「くらしき地域資源」の魅力を発見&再確認することができるでしょう。
しかし、まだまだ、発掘しきれていない資源もきっとあります。ますます進化し、発展していく「くらしき地域資源」。これからも注目していきましょう!