安定供給と迅速な対応で、県内で高いシェアを維持。
私たちの暮らしに身近な存在であるダンボール。軽くて強く、そして適度な緩衝性を持つダンボール製品は、あらゆる商品・製品の流通に欠かすことのできない梱包資材として、世界中で利用されている。また、古紙を原料に作られる典型的なリサイクル製品であることから、近年はエコロジカルな面からの有用性も注目されている。
1961年創業の『大善』は、そんなダンボールに限りない未来と可能性を感じ、多種多様なダンボール製品を作り続けている包装・梱包資材の専門メーカー。製品の開発から製造、販売まで自社一貫体制を整え、顧客のさまざまなニーズにスピーディに対応。最新クラスの設備をそろえた工場で高品質な製品を効率よく、かつ安定して製造しており、業界シェアは岡山県内でトップクラスを誇る。特に、自社開発の特許取得商品「エコボードパレットⓇ」は、環境に優しい輸出用パレットとして広く利用されているという。「第4次産業革命のなかであっても、包装の大部分を担うのはダンボール。だからこそ、安定した需要があり、景気の影響を受けにくい業界といえます」と、品質保証部に所属する秋庭さんが教えてくれた。
性別も年齢も関係なく活躍できる職場環境。
事務所内で最初に目に留まるのは、女性社員や若手社員がいきいきと働く姿。管理部では大半が女性で、製造現場でも約半数を女性が占めるという。また同社では、若手のうちから重要なポジションをどんどん任されるため、いろいろな経験を積みながら第一線で活躍できるのも大きな魅力だ。管理部で受注業務と商品管理を担う藤元さんは、「職場は思いやりのある方ばかりで、気さくに話しかけてくれるのがありがたいですね。私が困っているとすぐに気づいてくれて、『大丈夫?』って声をかけてくれるんです」とうれしそうに話してくれた。製造部で機械オペレーターとして働く、藤原さんも、「入社直後で右も左もわからないときに、先輩方は私の不安な様子をすぐに察し、駆けつけて助けてくれたんです。日々皆さんの優しさに救われています」という。ふたりの言葉からも、職場には周りに常に気づかいができる社員が多いことがうかがえる。
終業時には、仕事の残っていそうな人がいれば手の空いた人が自然と手伝うムードがあり、協力して定時退社できるように努めているそう。近年推し進めている「多能工化」により、ひとりの社員が複数の業務を行えるスキルを身につけることで、お互いにフォローし合える体制を整えている。
社員同士による助け合いや思いやりの気持ちを育む風通しのよい環境づくりが『大善』の風土。それが、お客さまに長く信頼され、喜ばれるものづくりにもつながっているのだろう。
会社の魅力 Pick up!
Topics! エコボードパレット
特許取得の「エコボードパレットⓇ」は、プラスチック製や木製に代わる新素材の紙製パレット。効率的な構造体と新技術の導入により、紙製パレットのなかでは圧倒的な耐圧・曲げ強度を誇る。製品やコンテナサイズに合わせた自由設計が可能で、コストダウンにも。
Information
大善株式会社
- 住所
- 岡山市北区撫川1513map
- 電話番号
- 086-293-5111
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