岡山発の魅力的なアイテムを集めた、イオンモール岡山5階の『ハレマチ特区365』。
ものづくりのへのこだわりストーリーを紹介します。
ものづくりSTORY|有限会社アルデバラン[ゆうげんがいしゃアルデバラン]
幼い頃から体が弱く、さらに化学繊維や化学染料が肌に合わず苦しんでいたという『アルデバラン』取締役・中村ふみさん。30代で「冷えとり健康法」に出合い、シルクとコットンの靴下の重ね履きを実践するうち、次第に体質が改善。「排毒作用があるとされるシルクの力を実感しました。さらに、若い頃に学んだ草木染めで染めたところ、植物によって履いているときの温かさが違ったり、穴が開く位置が変わったりすることに気づいたんです」。これが『アルデバラン』が提唱する「薬効手染」の原点である。
古くから治療薬として使われ、人々の健康を支えてきた薬草。「薬効手染」とは、草木の色だけでなく、そういった薬効を染め込んでいくもの。たとえばアカネは浄血や保温、ビワは排毒や免疫系の強化などの薬効があるという。「細胞には自分に必要なものを引き寄せる力があります。手に取って温かさを感じる色(染め)が、自分が必要としている薬効です」と、ご主人で代表の中村俊一さん。さらにシルクに穴が開くのは、そこから体内の毒が排出されている証なのだとか。
シルク布ナプキンは、ふみさんが40代で婦人科系の病気を患ったのを機に製作開始。シルクに薬効手染することで、体の排毒・活性化を促そうと考えた。試作・改良を重ねながら作り上げた布ナプキンには、「生理痛が和らいだ」「生理中のイライラがなくなった」など、使った人からたくさんの喜びの声が届いているそう。現在、その効能や使い心地を知ってもらうべく、県下の小学生に布ナプキンを紹介する活動も計画中だという。
染める前の布は、水道水ではなく、ナノバブル化した井戸水で精錬・水洗いし、媒染剤も灰汁や米酢を用いるなど、「体が喜ぶ」もの=ノンケミカルにこだわっている中村さん。自身のつらい体験から生み出した数々の商品が、今、多くの人の心と身体に癒やしと心地よさを届けている。
Information
有限会社アルデバラン
- 住所
- 笠岡市甲弩2509
- 電話番号
- 0865-69-5115
- HP
- http://www.aldebaran-well.com/
そのほかにおすすめしたい『有限会社アルデバラン』の商品。
ハレマチ特区365
『イオンモール岡山』の5階にある、晴れの国おかやまに息づく、ものづくりのスピリットを体感・体験できる空間。「365日デイリーでつかう、愛しいもの」をテーマに、岡山県内の作家や職人、企業による雑貨、ウェア、ストックフード&器など、1000種類以上のアイテムをラインナップ。作家によるワークショップをほぼ毎日行なうスペースも常設。
Information
ハレマチ特区365
- 住所
- 岡山市北区下石井1-2-1 イオンモール岡山5階
- 電話番号
- 086-206-7204
- 営業時間
- 10:00~21:00
- 休み
- なし
- 駐車場
- 約2500台(共同)
- HP
- https://hare365.com/