岡山ものづくり物語 someori kobo
岡山発の魅力的なアイテムを集めた、イオンモール岡山5階の『ハレマチ特区365』。
そこで販売されるアイテムが生まれた現場を訪ねます。
子どもも大人もわくわくするモチーフをTシャツにのせて。
昆虫や恐竜、飛行機など、子どもがわくわくしそうな絵柄が型染めされたTシャツや手ぬぐいの数々。玉野市に工房を構える染色作家・北野静樹さんが手がけるアイテムだ。
神戸市出身の北野さんは、大阪芸術大学で染色を学んだのち(専攻はろうけつ染め)、約10年前まで大阪のカルチャーセンターで染色技法を指導する講師として活動。結婚と出産を機に、妻であり織物作家である三浦奈巳さんの出身地の玉野市に9年前に移住してきた。以降、玉野港近くにできたものづくり作家が集う工房の集合体『駅東創庫』に染色の工房を構え、そこで作品作りと、「ものづくりのおもしろさを感じてほしいから」と体験教室を行っている。
近年の人気作となった昆虫や恐竜などのモチーフが生まれたのは「現在10歳と5歳になるふたりの息子と一緒に過ごしてきたことが大きい」と北野さんは語る。恐竜、昆虫、飛行機…子どもが各成長段階で興味を持ち、リクエストされたモチーフでTシャツを作ってきたリアルな体験が現在のアイテムに反映されている。
型紙を作り、染める。時には着てもらって柄の配置やバランスを考えることも。北野さんが染める際に使う顔料は特別に調合したオリジナル。これもまた実際に日々着て洗濯し、色落ちしないかチェックした経験が反映されているそうだ。染めの型紙制作は「自分の店(もしくは会社)のスタッフTシャツを作ってほしい」というオーダーに応えたり、イベントに合わせたモチーフのものを作ったりすることも。北野さんには「その人が欲しいと思うものをデザインしたい」という思いが一貫している。
また、そうして作られた型紙を使って、自分好みにデザインできる楽しさも多くの人に味わってほしいとも語る。型染めは気軽に体験できるのが魅力。この夏、自分デザインのTシャツを作ってみるのはいかがだろうか。
古来の妖怪をコミカルにデザイン化したシリーズは最近のいち押しだとか。繊細に切り抜きされた型紙に職人技を見る
ハレマチ特区365 どこで販売?
someori kobo
3歳以上から参加できる染色体験はTシャツやハンカチなどの素材持ち込みなら2000円~。第1・3の土・日曜の開催で予約が必要だ。
Information
someori kobo
- 住所
- 玉野市築港5-4-1 駅東創庫内
- 電話番号
- 080-5326-2493
- 営業時間
- 10:00~17:00 ※来店の際は問合せを
- 休み
- 火曜 ※お盆休みは未定
- 駐車場
- 20台(共同)
- HP
- http://someorikobo.com/
ハレマチ特区365
Information
ハレマチ特区365
- 住所
- 岡山市北区下石井1-2-1 イオンモール岡山5階
- 電話番号
- 086-206-7204
- 営業時間
- 10:00~21:00
- 休み
- なし
- 駐車場
- 約2500台(共同)
- HP
- https://hare365.com/