体重83kg、ウエスト約100㎝。
外食率ランチは10割、ディナーは8割を誇る強食者。
ハイコストパフォーマンスなランチを探して、日々さまよい歩くサラリーマン・ハマチャンがお気に入りのランチスポットを紹介します。
日頃は、ガッツリ系やコスパ高い系のランチに心が動く私ですが、結婚記念日や誕生日のような特別な日は、雰囲気のよい店でじっくり料理を味わいたいと思うものです。今回、ご紹介する『La Pirata』さんは、まさにそんなシチュエーションにうってつけの店。イタリアで修行した若きシェフが腕を振るう料理は、「オシャレ」だし味も絶品なのですが、驚くほどコスパが高いのも魅力なのです。
ご夫婦で店を切り盛りする、オーナーシェフの民貫准明(タミザネノリアキ)さんは、イタリアのフィレンツェやトリノで修行し、名だたるコンクールで多数の受賞経験を持つという経歴の持ち主。当初は3年ぐらいで修行を終えて帰国し、店を構える予定だったのだそうですが、最後に修行したトリノのトラットリアで料理長に任命されたり、「トレガンべリ」というトラットリアの最高評価を表す称号が3年連続で与えられたりしたため、帰国が遅れたのだとか。とはいえ、出身地である瀬戸内市内に店を構えたのが、若干26歳というから驚きですね。住所から、遠方ではと思いがちですが、岡山バイパスと岡山ブルーライン経由だと、市内中心部からでも30~45分もあれば大丈夫。左手に『ホームプラザナフコ 瀬戸内店』が見えたら岡山ブルーラインを下りて下さい。最初の信号をぐるっとUターンするように左折したら、左手に見えるのが『La Pirata』さんです。
実は、今年の9月にリニューアルしたばかりとのことで、テラス席のテーブルやイス、店のドアなど1900年代のヨーロッパアンティーク家具をアクセントに、落ち着いて食事が楽しめる大人の店へと変貌しました。「この雰囲気をもっとゆっくり楽しんで」と用意したランチメニューは「AMORE(アモーレ)」1620円と、「GIOIA(ジョイアー)」3024円の2種類。今回は前菜・スープ・パスタ・パン・ドルチェ・ドリンクがセットになった「AMORE」をいただきました。「GIOIA」は、3種類の前菜と肉料理か付いた「AMORE」の豪華版。お時間に余裕のある方は、ぜひこちらもご賞味あれ。
使用する野菜も魚介も、ほとんどが地元産というシェフ。その一方で、クリームパスタに使うパルミジャーノレッジャーノ、コーヒーやワインなどはイタリア産を使用し、本場の味を再現しているそう。
ランチのパスタはシェフのおすすめ、オイル、クリーム、トマトの4種類から1品を選ぶのですが、今回は「大西農園トマトのプッタネスカ」をチョイス。リグーリア産アンチョビ、黒オリーブ、パンテレリア島産ケーパーなど、こだわりの食材を使ったトマトソースは、ひと口ほお張ると香りとうまみが複雑に絡み合い、口いっぱいに広がります。元々、刺激のある食材を使って作るパスタですが、まだ足りないという方には、ぜひ3種類の唐辛子で作った自家製のオリーブオイルをお試しあれ。ピリッとした刺激で、食が進むこと間違いなしです。
見てください。この見事な盛り付けのドルチェを。こういったところに民貫シェフのセンスを感じますね。ナポリのデザート「ババ」を彩るのは、イチジクのソルベットとミルクのジェラート、ブラックベリーのソースにリンゴのコンポート。味の決め手は、ババに浸したラム酒のシロップで、オレンジ果汁とレモンバームで香り付けし、大人の味に仕上げています。このドルチェ、コーヒーと一緒に味わっても十分においしいのですが、それよりワインの方が合うかも…。と思ったのは決して私だけではないはず。
聞けば、かなりワインのラインナップも充実していて「ほかではあまり味わえないものがある」のだとか。ぜひ自慢のワインと共に、ディナー(予約制)を味わってみたいと思う私でした。
Information
La Pirata(ラ・ピラータ)
- 住所
- 瀬戸内市邑久町豊原179-1 [MAP]
- 電話番号
- 0869-24-7648
- 営業時間
- 11:30~14:30(OS13:30)/18:00~21:00(OS20:30) ※日曜は昼のみ
- 休み
- 月曜日(祝日の場合は翌日)
- 席数
- 16席
- 駐車場
- 9台
- HP
- http://lapirata.official.jp