おかやまの病院2022[全県版]

かかりつけの病院、あなたにはありますか? 日々の暮らしのなかで突然襲ってくる、病気や事故。頼りになる病院や先生がいると、万が一のときにも安心です。でも意外と地元の病院の情報を知らない方も多いのではないでしょうか。 『月刊タウン情報おかやま』が地元「岡山」にこだわり、医療情報をまとめました。いざというときのため、お役に立てれば幸いです。


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81086-526-8111倉敷市玉島阿賀崎2-1-1p54台https://www.tamashima-ch.or.jp【診療科目】整形外科/外科/消化器外科/脳外科/呼吸器外科/形成外科/美容外科/内科/循環器内科/消化器内科/泌尿器科/皮膚科/放射線科/リハビリテーション科【診療時間】9:00~12:00/16:00~18:00【休診】日曜、祝日医療法人社団新風会玉島中央病院たましまちゅうおうびょういん整形外科主な診療科目外科・内科両方の分野を含む15の診療科を備え、地域の医療連携を担う中核病院として幅広いニーズに応えてきた『玉島中央病院』。救急医療や急性期から慢性期までの医療に対応できるよう、さまざまな医療機器を備え、専門外来の充実にも力を注ぐ。整形外科の香川洋平医師は、昨年新設された「関節外来」を担当している。関節外来を訪れる患者は、加齢による関節の変形で股関節やヒザに痛みが出たり、歩行障がいが起きたりする70〜80代が特に多い。「大規模病院よりも患者さん一人ひとりの状況を把握しやすく、内科・循環器科など、ほかの診療科と連携をとりやすいのが当院の強みです。関節外来は完全予約制で、カウンセリングに時間をかけています。患者さんが日常生活でどんなことに困っているのか、どのような生活を送りたいのかをしっかりお聞きして、ライフスタイルに合った治療法を考えます。手術だけでなく、注射、投薬、リハビリテーション、装具など複数の治療法を考慮したうえで、患者さんやご家族と一緒にどの方法にするかを選んでいます」。目指しているのは何より、患者自身の家族構成やライフスタイル、仕事などの背景を踏まえて、可能な限り希望の生活の質を獲得することだ。これまで関節外科を専門に、変形性股関節症など股関節疾患の治療を得意分野としてきた。体により負担をかけない治療法を模索するなか、大腿骨頚部骨折の治療に、新しい人工骨頭挿入術「上方進入法」があることを知る。その方法を独自に学んで導入したのが約5年前。「従来の『人工骨頭挿入術』では、筋肉を切って入れるやり方が一般的なんです。この『上方進入法』は、筋肉を切らずにそのすき間から入れるので、痛みが少なくて回復も早い。正常な関節機能が温存されやすく、通常の生活により早く戻れます。アメリカの医師が始めた手術法ですが、従来のやり方より難しいこともあって、日本ではまだこれを取り入れている病院は少ないですね。ヒザや手首などほかの部位の手術でも、できるかぎり筋肉を温存することで、少しでも体のダメージを減らし、より精度の高い治療を心がけています。変形性股関節症、関節リウマチ、大腿骨頭壊死症といった股関節疾患の場合は、まず保存療法として薬の処方や運動療法などを行います。それでも日常生活に支障があれば手術ということに。『人工股関節全置換術』や『人工膝関節全置換術』でも内部の筋腱をできるだけ温存して行い、術中にはナビゲーションシステムを使用して、より正確なインプラント設置をしています。それによって術後の回復もより早く、長期成績も良好になると考えています」。手術前後のフォローも万全の体制を整えている。手術の合併症で、循環器疾患や深部静脈血栓によって引き起こされる異常を見逃さないために、術前の検査で循環器をチェック。術後に起きることがある血栓症の予防も、エコー検査をするなど細心の注意を払っている。「術後は日常生活に少しでも早く復帰できるように、早期にリハビリテーションを開始します。整形外科の治療は、手術半分、リハビリ半分とよくいわれますが、リハビリテーション分野のスタッフが多いのも当院の強みですね。運動器疾患専門のセラピストとして、理学療法士と作業療法士の計40名を配置しています。毎日入院中のリハビリを行っていますが、退院後もそれぞれの状況に合わせて外来リハビリや訪問リハビリでのアフターフォローが可能です。入院から在宅まで個々のライフスタイルに合った治療を心がけています」。そう話す香川医師の言葉は、「患者さんに安心と信頼を与えたい」という想いに満ちあふれていた。個々のライフスタイルに合った、体に負担の少ない治療を。和やかな雰囲気で寄り添った診療を心がけています。名古屋市立大学卒、岡山大学大学院卒。岡山医療センター、川崎医科大学附属病院、岡山大学病院勤務を経て、鳥取市立病院勤務時代から大腿骨頚部骨折に画期的な手術を導入。2019年より現職。専門は関節外科。香川洋平先生整形外科医長かがわようへいカウンセリングを重視する「関節外来」を新設。生活の質を保つための治療法を模索し続けて。リハビリテーションなどのアフターフォローも充実。ドクターインタビュー倉敷市エリア玉島高玉島図書館玉島文化センター〒玉島支所42919141


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