おかやまの病院2021[全県版]

かかりつけの病院、あなたにはありますか? 日々の暮らしのなかで突然襲ってくる、病気や事故。いざというときに頼りになる病院や先生がいると、万が一のときにも安心です。でも意外と地元の病院の情報を知らない方も多いのではないでしょうか。『月刊タウン情報おかやま』が地元「岡山」にこだわり、医療情報をまとめました。いざというときのため、お役に立てれば幸いです。


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一般財団法人タイオン奨学基金2021年度の募集につきましては、ホームページをご覧ください。給付額月額3万円(返還義務なし)給付期間原則として決定年の4月より6年間(最短修学年限)Hさん(2020年3月卒業)Tさん(2020年3月卒業)奨学金を支給していただき、本当にありがとうございました。私は3人姉妹で、全員私学に通っているため、両親への金銭的負担や、勉強とアルバイトとの両立を気にしながら…というのが現状でした。そんな折、5年生からこの奨学金をいただくことができたので、そのぶんアルバイトを減らして勉学に励むことができました。心より感謝申し上げます。私は、アルバイトなしでは生活が厳しい状況でした。大学1〜4年生まではアルバイトと学業との両立をなんとかこなしていましたが、実務実習の時期や国家試験の勉強、卒業論文で忙しい時期はアルバイトをすることがとても困難でした。それでも、「タイオン奨学基金」のおかげで、アルバイトをすることなく学業に専念できたので、無事に薬剤師になることができたと思っています。とても感謝しています。の資格取得などに活用させていただきました。「奨学金」という、お金以上の愛情をいただいていることがうれしく、自分も社会に出てから恩返ししていきたいと思います。本当にありがとうございます。河野現在5年生の私は、5カ月にわたる実務実習でさまざまなことを学ばせていただきました。実習先の病院では、「薬剤師の仕事は処方箋に基づいた正確な調剤業務はもちろん、その薬が退院後の患者さんの生活に合った調剤になっているかどうかも考えないといけない」という、患者さん一人ひとりに合わせた対応が大切だという理念を教わりました。もうひとつの実習先は地域に根ざしたかかりつけ薬局で、患者さんとの距離が近く感じられました。こちらでは、「薬剤師は医療のことだけでなく、生活にかかわる科学的なことにも相談にのれる『まちの科学者』のような存在であるべき」という想いを教えていただきました。塩田薬剤師は、昔から「まちの科学者」と呼ばれています。というのも、大学で生命の科学を総合的に学んでいるからなんですね。近年は、社会にあふれているデータから価値を引き出す「データサイエンス」が重要視されていることから、当学部では世界でもっとも信頼性が高いとされるデータベース「コクラン・ライブラリー」を導入し、5年次の実務実習前にケアプランを立てる「薬学統合演習」で活用しています。河野大学では、1年次に「サイエンスコミュニケーション」という授業があって。カードゲームの要素を取り入れ、グループでコミュニケーションを取りながら、化学・物理・生物の基本事項を学ぶことができるんです。グループの仲間と会話が弾み、とても仲よくなりました。塩田2003年に大学内に薬学部を新設したときからコミュニケーション能力の重要性に着目し、全国に先駆けて「対話演習」を必修科目にして、人間性豊かな薬剤師の育成を目指してきました。そのことを、学生である河野さんが授業を通して感じ取ってくれたことに、教員としてうれしく思います。藤井大学の授業のなかに、コミュニケーションの機会を作っているからこそ、実習や実践の場で生かされていることがよくわかりました。塩田このコロナ禍で、当大学でも授業や会議などでオンライン化が進んでいます。医療の現場でも、オンライン診療やオンライン服薬指導に加え、患者さん宅への処方薬の配送サービスも始まっています。これからの薬剤師の仕事は薬の知識の習得のみならず、オンラインでの対応やIT技術を活用するスキルも必要になると感じているところです。いっぽうで、今後在宅医療が進むにつれて、薬剤師は患者さんにとってより身近な存在になっていくことでしょう。薬剤師になってからも幅広く勉強を続けていってもらい、地域の方の役に立つような、ちょっとしたことにも柔軟に対応できる薬剤師を目指してほしいと思います。藤井そうですよね、薬剤師の職能はますます広がっていますから。河野私は患者さん一人ひとりの悩みに寄り添い、解決できるような人材になれたらと。そして、私にはこの人だ」と思ってもらえるような信頼される薬剤師を目指したいです。藤井私たちの仕事は、河野さんをはじめとする学生を6年間サポートし続けることです。そのためには継続してやっていくことに価値があると思っています。たとえどんな困難が降りかかったとしても、学生の本分である学業に専念できるよう、今後もしっかりと支援を行っていきます。岡山市北区野田1-9-104TEL.086-805-0365https://www.taion-scholarship.or.jp/奨学金支給制度の概要奨学生募集中勉学に励む薬学部学生を継続して支援していく。VOICE奨学生の声薬学部での学びを通して、人間性豊かな薬剤師を育成。


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