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|巻頭特集|目指せ、健康寿命アップ!126「人生100年時代」といわれている昨今。日本の平均寿命は、平成29年度には男性が81.09歳、女性が87.26歳となっています。今後も男女ともに平均寿命は延びていき、令和47年には男性84.95歳、女性91.35歳となると予測しているそうです(※1)。世界屈指の長寿国となった日本。よろばしいことではあるものの、いっぽうで、WHO(世界保健機関)が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義している「健康寿命」については、男性が約72歳、女性は約75歳との報告があります(※2)。つまり、平均寿命と健康寿命との間には大きな差が生じているのです。さらに岡山県に目を向けてみると、健康寿命は男性が全国36位の71.54歳、女性が全国21位の75.09歳となっていて、上位とはいえないランクに位置するという悲しい現実が…。では、長い人生を楽しく豊かに過ごすため、どうすれば「健康寿命」を延ばすことができるのでしょうか。一般的には「適度な運動」栄養バランスのとれた食生活」タバコや酒をひかえるといった生活習慣の見直し」が重要とされています。ここでは、岡山の基幹病院の先生に、さらに具体的な取り組み方法や、生活のなかで注意するべきことなどについて教えてもらいました。ぜひ参考にしてみてください。※1内閣府「令和元年版高齢社会白書」より※2厚生労働省「第11回健康日本21第二次)推進専門委員会資料」より