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はじめての岡山グルメ

《倉敷市/おいしんぼ》倉敷の「取材拒否店」の取材に見事成功!

東京から移住のライターが食す! はじめての岡山グルメ

  • 情報掲載日:2018.05.06
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
はじめての岡山グルメ

Season1 第三話/おいしんぼ(倉敷市)の日替わりランチと日替わりディナー

東京から岡山に移住してきたライターが、まだ食べたことがない、岡山で愛されているグルメを求めて食べ歩き、行きつけにしたいお店を開拓します!

ワタクシは妻と息子の家族3人で2年前に東京から岡山に移り住んだのですが、ワタクシも妻も岡山で生まれ育ったワケではなく、親類縁者がいるワケでもなかったので、移住した当初は「何で岡山に?」と聞かれることが多かったのです。移住してきた理由はいくつかありますが、そのひとつに「食の安全」がありました。できるだけ安心安全な物を食べたいという思いがあり、できる範囲での自給自足を目指して岡山に引っ越してきたのです。

とはいえ、岡山に住んだからには岡山ならではのソウルフードや、グルメを食べたいという気持ちもあるので、外食をすることもあります。たまにはジャンクフードを食べることもありますが、基本的には、おいしくてヘルシーな物を食べたいと思っています。

そんな少々ややこしいワタクシのもとに、この連載を始めるにあたって知り合った「大盛りアニキ」から連絡が入りました。大盛りアニキが言うには、「瀬戸内の海の幸を使った気取らない定食を出すヘルシー志向のお店がある。普段は絶対に取材を断わられているのだが、無理やり頼みこんだら『今回限り』ということで、OKを貰えた」とのこと。「それは行かねばなりませんね!」と即答したワタクシは、倉敷市二子の『おいしんぼ』に急行しました。混雑する昼時を少し過ぎた店内に入ると、すでに大盛りアニキは到着しており、お店の人気メニューのひとつである「ダブルカツ丼」を注文済みとのこと。それも魅力的でしたが、魚料理が食べたかったので、今回は数量限定の「日替わりランチ」630円をオーダーしました。

定食は注文する時に、白飯と麦飯(麦30%)のごはんの種類と、小から特大までごはんの量が選べます。ワタクシは麦飯で中ごはんにしました。この日の「日替わりランチ」は、イワシフライ(生姜醤油タレ)とサラダ、豚肉と春キャベツ・新タマネギの旨み和え、タケノコとコンニャクの煮物、漬け物、と野菜たっぷりのヘルシーメニュー。生姜醤油タレがかかったイワシフライも野菜もめちゃウマです! 「最近は料理の見た目ばかり気にしている店も多いけど、お客さんの健康を考えて、安全な食材で手作りの物を提供する、というのがウチの店のコンセプトだから」とご主人。このご時世、これだけ野菜の量があってこの値段というのにもビックリです。東京なら800円から900円はしそうですね。ほどなく大盛りアニキが頼んだ「ダブルカツ丼」も到着しました。


その名の通り、カツが2枚のった「ダブルカツ丼」630円、すごい迫力です! ご主人によると「この店を始めた当初は1枚でしたが、学生のお客さんに『もう1枚カツがのらないか』と言われて、始めたのがきっかけ」とのこと。それが口コミで広がり、今では看板メニューのひとつになったそうです。ワタクシも大盛りアニキから一口もらって食べましたが、サクサクしたカツと生姜醤油タレが相まって、ジューシーな味わいで、いくらでも食べられそうです。カツの下のご飯にはすりゴマと海苔がかかっています。「ゴマと海苔は栄養もあるし、風味もいい。カツがなくなってもご飯だけでも食べれるしね。タレだけでも食べられるけど、それだと塩分取り過ぎになるから」と、ここにもご主人のヘルシー志向がうかがえます。

観葉植物が置かれた店内は決して広くはありませんが、昼間は日差しがたっぷり入って心地よい空気が流れています。幼児連れのお客さん専用の上がり座敷もありますね。子ども連れだとこのような座敷は本当に助かります。

ご主人写真

お昼の営業時間が終わり、看板を「支度中」にしたところで、ご主人の浅野高良さんにお話を伺いました。「子どものころから家のご飯を作ったりして、料理はずっとやってましたね。大学生の時はバイト三昧の日々で、岡山駅の地下街の食堂でウェイターをしていたら、寿司屋にスカウトされて(笑)。バイトだけど、魚をさばくところから寿司を握るところまで全部やってましたよ」とご主人。その寿司屋でバイトをしていた時期に調理師免許を取ったというご主人だが、大学卒業後は、飲食の道には進まず、一般企業に就職します。

その後、大手のハム加工会社勤務を経て、自身で食品卸の会社を立ち上げます。「寿司屋やハム加工会社で働いて、魚と肉の両方について相当な知識がついた」というご主人は、病院や大学などに加工した食材を卸し、順調に業績を伸ばします。「その時、豚肉に衣をつけて揚げてない状態で卸していたのが、今のトンカツの原点」というご主人は、2000年に『おいしんぼ』を開店。しばらくは食品卸の会社と両立していましたが、お店が忙しくなったこともあり、お店に専念することに。現在はご夫婦とバイトの方の3人で切り盛りされています。そのため、「一度にお客さんがたくさん来ると常連の方を待たてしまうから」という理由で取材を断っていたそうです。どこまでもお客さんを第一に考えているご主人なのです。この日はディナーの仕込みの時間が近づいて来たこともあり、お店をあとにしましたが、「日替わりディナー」もおいしそうだったので、翌週再びお店を訪問して、「日替わりディナー」1050円を注文しました。


その日の「日替わりディナー」は、鶏チャーシューとサラダ、赤魚の煮付け、タケノコとカボチャとコンニャクの煮物、漬け物というラインナップ。肉と魚のダブルメインで、とても豪華です。鶏チャーシューはやわらかくて食べやすく、ふっくらとした煮付けた赤魚は、上品でホッとする味わい。ご主人によると、素材の味を引き出すシンプルな味つけをしているのだという。サラダに使っているごまベースのドレッシングも手作りです。そういえば、麦ご飯を出しているお店は珍しいですよね? 「麦ごはんも開店当初から出してますよ。白米に30%の麦を足すだけでたくさんの栄養が取れますし」。ワタクシは普段、玄米を七分づきにして食べてるんですが、麦ご飯もプリプリしてておいしいです。その後、家では玄米を圧力鍋で炊いて食べているというご主人と、玄米トークで盛り上がりました。


「日替わりディナー」には食後にドリンクかデザートが付いているというので、迷わず豆腐ケーキをセレクト。この日の豆腐ケーキには、八重桜の葉と花びらの塩漬けが入っていて、口に運ぶと桜の香りが漂います。バターを使わず、小麦粉と卵、豆乳、豆腐で作られたケーキはあっさりしていて、カロリーは100kcalほど。「ダイエットセット」420円を食べた後、注文する女性のお客さんも多いそうですよ。

手頃な値段で安心安全な料理を提供し続ける

店舗 写真

普段はうどんの食べ歩きが趣味だというご主人。3月からは、ざるうどんとざるそばの提供も始まりました。開店以来、何度か消費税が上がっても値段を据え置き、手頃な値段で安心安全な料理を提供し続ける『おいしんぼ』は、お財布にも体にも優しく、学生やサラリーマンの心強い味方です。それから悲しいお知らせです、2019年(来年)の6月いっぱいで閉店される予定だそうです。家庭の事情が理由だそうですが、なんとも残念ですね。あと約1年あまりの営業ですので、早めに食べに行ってください。ごちそうさまでした! 私もまた近くに来た際には寄らせて頂きます。(ライター:カタオカキヨシ)

Information

和食れすとらん おいしんぼ
住所
岡山県倉敷市二子70-2 [MAP]
電話番号
086-463-0201
営業時間
11:00~OS14:00/17:00~OS21:00
休み
月曜・火曜
席数
35席
駐車場
15台
HP
http://wa-oisinbo.com/

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