当日限定で配布されるオリジナルドーナツに注目。

2023年9月1日(金)にグランドオープンを迎える『岡山芸術創造劇場 ハレノワ』。
さまざまな準備を進めるなか、今回は6月4日(日)に行われるプレオープン記念式典および記念公演の来場者に限定配布される、オリジナルドーナツに注目。
その着想から完成までの取り組み、そしてドーナツに込めた思いを、『ハレノワ』スタッフに聞きました。
「ワ(輪)」から着想! 『ハレノワ』とドーナツの共通点。

まず、食べ物を配布することにした経緯を聞くと、「『劇場』という非日常的な場所を、もっと身近に感じてもらうために『食』の面からアプローチするのはどうだろう、と考えたのが始まりです」と『ハレノワ』スタッフ。
『ハレノワ』の「ワ」が「輪」に由来することや、円形のシンボルマークがドーナツを彷彿とさせることから、丸くて親しみやすいドーナツを作ることで意見が一致したのだそう。
また、片手で手軽に食べられて、音やにおいが出にくく、劇場で小腹を満たすにもぴったりなことも決め手のひとつ。
こうして、オリジナルドーナツ作りへの取り組みがスタートしました。

オリジナルドーナツ作りのパートナーとなったのは、奈義町の山間に建つ『おさじの工房』。
こちらは、サトイモの親イモを生地に練り込んで作る焼きドーナツ、「さといもドーナツ」が評判の店。ドーナツの味はもとより、地域に密着したものづくりをしたいという理念にも共感したのだといいます。
「地域に根差した劇場でありたいという思いと、『おさじの工房』さんの取り組みは、『ハレノワ』の理念と通ずるところでした」。
「そこでオリジナルドーナツは、ぜひ『おさじの工房』に!と協力をお願いしました」。

アイデアのすり合わせを皮切りに、雪の積もるなか、奈義町の工房へスタッフ自ら足を運んでの試食会や、『ハレノワ』での試食会も実施。
そして、2022年秋の立案から約6か月を経て完成したのが、2種類の『ハレノワ』オリジナルドーナツ。
ひとつは、シンボルマークの温かみのあるオレンジ色を再現するためトマトを練り込んだ、黒糖クルミ入りの「ハレノワおくるみドーナツ」。
ネーミングには「文化芸術の発信拠点として、岡山を大きな『輪』で包みこむような劇場に」との思いが込められています。
もうひとつは、「いつでも誰でも気軽に来館できる空間に」という劇場の願いと、「みんなが口にできるように」との思いから作られた、卵・乳製品不使用の「ハレノワみんなのドーナツ」。
「新しい楽しみ方」を形にしたドーナツが完成!
こうして、ついに完成したオリジナルドーナツ。
「今回、ゼロから何かを『創る』楽しさや喜びを実体験できたのはとても有意義でした」と『ハレノワ』スタッフの皆さん。
スタッフ発案だったことでモチベーションアップにつながったのだとか。「このドーナツはプレオープンのノベルティなので限定的なものでしたが、今後もいろんなことを企画して、地域の皆さんと一緒に創る楽しさや、集う楽しさを広く発信していきたいです」。
『岡山芸術創造劇場 ハレノワ』のグランドオープンは、2023年9月1日(金)。
今後も続く『ハレノワ』の新しい取り組みに注目したいですね。
