FOR WOMAN 2019 AUTUMN

FOR WOMAN 2019 AUTUMN 働く女性をハッピーに。 だんだんと過ごしやすい季節になり、どこかに出かけたい気分! そこで今回は、とっておきのイベント&スポット情報を集めました。 夏の疲れを癒やす美容情報にもご注目! 体も心も、ハッピーな秋にしてくださいね。


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大切な誰かのために…正しい診断・適切な治療。衣装協力:『issuefu-問屋町店』お母さん私、元気になったよありがとう!関節リウマチになって気づいた、ココロとカラダにやさしい生き方。30〜40歳代を中心に、女性に多く発症する病気です。専門医による適切な治療で今まで通りの生活をキープ。「リウマチ?」と聞くとイコール「高齢者の病気!」と思う人が多いようですが、実際には早ければ10歳未満でも発症し、ピークは40歳代、20〜30歳代はなんと全体の3割以上を占めています。しかも患者の7割以上が女性という事実…。原因はまだ詳しく分かっていませんが、免疫の病気であることは確かです。女性に発症しやすいのは、ホルモンバランスや染色体の影響ではないかと考えられています。妊娠・出産をきっかけに発症する患者さんが多いのもそのためです。放っておくと、関節が破壊されて変形することがあります。関節の腫れや痛みが全く認められない時期でも、関節内では既に強い炎症をおこしていることがあります。そのため関節リウマチの早期診断には関節超音波検査が有用です。ただし、他の膠原病や、悪性腫瘍・感染症に関連して関節炎が発症することもありますので、専門医による診断が必要です。関節リウマチは予防できるか?と言えば現実的には難しいのが実情です。ただ発症しても適切な治療を受ければ、仕事や家事も今まで通り続けることができます。いっぽうで、関節リウマチの呼吸器合併症として、気管支拡張症や細気管支炎、間質性肺炎を併発することが少なくありません。また、関節リウマチ患者さんは呼吸器感染症にかかりやすいことが知られています。治療を安全に遂行するためには、呼吸器合併症を適切に評価して治療介入を行うことが重要です。まずは「自分にも起こりうる病気」と認識し、不安があればぜひ専門医にご相談ください。複数の病院を受診してセカンドオピニオンを取得するのも有効です。川崎医科大学リウマチ・膠原病学教授守田吉孝先生引用元※1:2015年リウマチ白書(公社)日本リウマチ友の会※2:YamanakaHetal.ModRheumatol2014;24(1):33-40※2※1


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