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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《新見市/満奇洞・井倉洞》神秘的で涼しい鍾乳洞で洞窟探検!【PR】

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2018.07.07
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
Mission_08/新見市のパワースポット・満奇洞&井倉洞の息をのむ美しさを堪能せよ!

【おことわり】
「平成30年7月豪雨」の影響で、閉洞(営業休止)や時間変更などの可能性があります。訪問前にはご確認ください。

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新見市は大小200の鍾乳洞が点在している、知る人ぞ知る鍾乳洞の街です。その中でも映画「八つ墓村」のロケ地として全国的に有名になった『満奇洞(まきどう)』と、全長が1200mに及び、さまざまな滝を有する『井倉洞』は、ともに岡山県指定天然記念物になっている美しい鍾乳洞です。鍾乳洞内は常時15度前後で、夏は涼しく冬は暖かいという情報を聞きつけた我々取材班は、涼を求めるとともに洞窟探検をすべく、新見市へと向かいました。


まずは、新見市豊永赤馬にある『満奇洞』に到着。駐車場に車を停め、徒歩で坂道を200mほど登ります。『満奇洞』は、江戸時代末期、猟師が狸を追っているときに偶然発見したといわれており、岡山県のなかでは、かなり発見が古い鍾乳洞です。入口付近に建っている石碑には、昭和4年にこの地を訪れた歌人の与謝野鉄幹・晶子夫婦が詠んだ詩が彫られています。与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と詠んだことが、『満奇洞』という名称の由来なのだそうです。


いよいよ『満奇洞』へと足を踏み入れました。洞内はひんやりしていて、かなり涼しく感じます。入ってすぐのところにあった温度計を見ると12℃でした。この日の外の気温は27℃ほどだったので、なんと15℃もの温度差がありました。

鍾乳洞は、LED照明でライトアップされており、とても幻想的です。さまざまな形の鍾乳石が刻々と変わる照明に照らされて、美しく浮かび上がります。ところどころ天井が低い場所があるので、頭をぶつけないように気をつけながら体勢を低くして進みました。


『満奇洞』の見どころのひとつが、この「千枚田」です。日本屈指のリムストーン(畦石)で囲まれている場所で、映画「八つ墓村」の撮影に使われました。有名なシーンの舞台となっただけに、異様な迫力があります。


どこまでも地底湖が広がっているような「泉水」は、イタリアのトレビの泉のように「コインを投げ入れると願いが叶う」と言われているようです。我々も願い事を思い浮かべながら、泉へコインを投げ入れました。


地底湖に架かる「竜宮橋」は、人々が竜宮城をイメージして名付けたそうで、この付近は鍾乳管、つらら石、石筍などの鍾乳石が見られるスポットです。橋の左右に広がる湖面には神秘的な光が映し出されています。

総全長450m、最大幅25mの『満奇洞』は、「洞窟博物館」といわれるほど洞内の変化に富んだ鍾乳洞で、ほかにも「ナイアガラの滝」や「恋人の泉」など多くの見どころがあります。また、洞内の地底湖の水にはほとんど流れがないので、水がしたたる音しかせず、静寂に包まれていました。鍾乳洞をめぐる時間は30分ほど。幻想的な空間は時を忘れさせてくれます。


『満奇洞』を出た我々は、次に新見市井倉にある『井倉洞』へと向かいました。『満奇洞』からクルマで約20分の距離です。『井倉洞』のある草間台地は石灰岩でできたカルスト台地で、高梁川に架かっている「阿里佐橋」を渡る際の眺めは絶景! 落差70mの『井倉の滝』も迫力満点です。


橋を渡り、右手に曲がると高さ240mの石灰岩の絶壁に、『井倉洞』への道が口を開けていました。『井倉洞』は、1957年ごろ、大理石の採掘調査をしている際に発見され、1959年に開洞したそうで、当時は橋はなく、高梁川を渡し船で行き来していたそうです。

『井倉洞』の洞内も、やはりひんやりしてます。こちらもまた天井が低い場所や地下水が流れ出て濡れている場所があるので、体勢を低くしながら慎重に前に進みました。しかし、このような体勢で進むのも「探検してる!」という気分が味わえます。


『井倉洞』には、約30の奇石が点在していますが、我々が目を奪われたのが、この「くらげ岩」。炭酸カルシウムを含んだ水がしたたり落ちてできたという、まさに自然が作り出した芸術作品です。


轟音がとどろく落差50mの「地軸の滝」は、洞窟内にある滝としては高さ、水量ともにほかで見ることができないほどの大きさだそうで、確かに圧倒されました。ほかにも雨が降ると優しく爽やかに流れる「ありさの滝」、音だけ聞こえる不思議な滝「音の滝」があります


リムストーン(畦石)に囲まれた「瀬戸の海」はライトアップされ、幻想的な青い世界が広がっています。地下水がたまってできた泉にいくつものの石筍(せきじゅん)が浮かび、島々が点在する瀬戸内海のように見えることから「瀬戸の海」と名付けられたそうです。

全長1200m、高低差およそ90mの『井倉洞』には、ほかにもフローストーン(流れ石)が観察できる「水衣」や、石柱が観察できる「白銀の扉」など、見所がたくさんあり、次々と現われる神秘的で美しい鍾乳石に見とれてしまいます。周回時間の目安は約40分ですが、じっくり見ていたら1時間はかかるのではないでしょうか。


洞窟の出口の「獅子穴」と呼ばれる穴には、この地で言い継がれる悲運の阿里佐姫を祀っている「阿里佐宮」があり、今では縁結びの神様として願掛けに訪れる人も多いというパワースポットです。我々取材班もいいご縁に巡り合えるようにと祈願しました。

今回、『満奇洞』と『井倉洞』の2つの鍾乳洞を探検しましたが、『満奇洞』は高低差はほとんどなく、静寂に包まれた神秘的な空間だったのに対し、『井倉洞』は、階段が多く高低差があり、滝や水の流れなど自然のダイナミックさを体感できました。どちらかひとつでも十分に楽しめますが、2つの鍾乳洞をまわることで自然が作り出した鍾乳石の美しさを存分に堪能できますし、願い事もさらに叶うかもしれません。今年の夏は避暑を兼ねて鍾乳洞探検に出かけてみてはいかがでしょうか?

Information
満奇洞
住所
新見市豊永赤馬2276-2 [MAP]
電話番号
0867-74-3100
入洞料
大人1000円、高校生1000円、中学生800円、小学生500円
営業時間
8:30~17:00 ※入場受付は16:30まで
HP
https://www.city.niimi.okayama.jp/kanko/spot/spot_detail/index/3.html
Information
井倉洞
住所
新見市井倉409 [MAP]
電話番号
0867-75-2224
入洞料
大人1000円、高校生1000円、中学生800円、小学生500円
営業時間
8:30~17:00 ※入場受付は16:30まで
HP
http://www.ikurado.jp/

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